(4) アイヌ文化を後世に 白老の文化継承に課題山積 ウポポイと引き替えに旧博物館失う (2021/7/29) 民族衣装をまとった祭司がいろりの火の神に祈りをささげる。祭具のイナウ(木幣)を並べた所に酒や食べ物を供え、フチ(高齢の女性)らが丁重に祖先の霊を慰める。7月…
ウポポイができて(3) 謝罪から始まる共生 過去の政策で深い悲しみ 苦難強いた歴史を正しく伝えるべき (2021/7/28) 7月17日、民族共生象徴空間(ウポポイ)で開かれた開業1周年記念セレモニー。関係者約200人が集まった会場で、政府のアイヌ政策推進本部長を務める加藤勝信官房…
(2) アイヌとして生きる 精神文化を学び、伝えたい 海外見渡せば先進例は幾つも (2021/7/27) 白老町社台に「ミナパチセ」という名の小さなカフェがある。ドアを開けると、切り伏せ刺しゅうのアイヌ文様を施した木綿の着物が目に止まった。店主の田村直美さん(5…
ウポポイができて(1) 胸を張れる世の中に 「民族共生」実現への道筋を 取り組みの先に広がる世界は (2021/7/26) いつか私は、アイヌとして胸を張って生きていけるのだろうか―。20代の女性は、国が白老町に開設した民族共生象徴空間(ウポポイ)がテレビや新聞で話題に上るたび、誰…