(4)村上 冨太さん(96) 「国のため」当たり前の時代 支給品は毛布と竹の剣 (2020/8/15) 通称”赤紙”と呼ばれていた薄紅色の召集令状が手元に届いたのは、終戦4カ月前の1945(昭和20)年4月22日、村上さんが21歳の時だ。 愛媛県…
(3) 加納 千鶴子さん(91) 開戦告げる緊迫の放送 物資不足、増える援農時間 (2020/8/14) 1929(昭和4)年3月1日、王子製紙苫小牧工場のボイラー技師として働く父と優しい母の下、4人姉妹の三女として生まれた。太平洋戦争があった41年から45年は…
②塙守義さん(92) 「海軍特攻隊」死を覚悟、厳しい訓練で命落とす隊員も (2020/8/13) 「人間を人とは思っておらず『弱いやつは死んでもいい』という考えがあの頃にはあった」。海軍特攻隊の一員として過ごした1年弱を思い出しながら語った。 敵の航…
①田村哲子さん(78) 引き揚げ時の壮絶な記憶、道端に泣く乳児の姿 (2020/8/12) 捨てられた子どもたちのことを鮮明に覚えている。終戦当時は3歳。「母親はよく私を捨てないでくれた。感謝している」。樺太からの引き揚げは壮絶だった。 194…