「誤解と曲解と」
- 2022年5月27日
アジアにあってバングラデシュは、日本人にとって最もなじみの薄い国の1つではないだろうか。が、世界の縫製工場と呼ばれ、日本の服飾メーカーの進出が著しく、今や我(わ)が国とかなり関わりの深い国となっている。 そのバングラデシュに出かけたおりのこと。1本の電柱に何百本どころか、時に1000本を超
アジアにあってバングラデシュは、日本人にとって最もなじみの薄い国の1つではないだろうか。が、世界の縫製工場と呼ばれ、日本の服飾メーカーの進出が著しく、今や我(わ)が国とかなり関わりの深い国となっている。 そのバングラデシュに出かけたおりのこと。1本の電柱に何百本どころか、時に1000本を超
いまだに海外旅行は我々(われわれ)の日常から遠いものになっているようだ。が、あえて期待をこめて海外旅行の話をしよう。 ほぼ半世紀、長年にわたって海外を、いつしか途上国を中心に周遊するようになった私には旅の必需品がいくつかある。 「そのトップにくるものとは?」 そんな話題をふる
この私、セブ島で奨学金事業を手がけているのだが、日本では想像しにくい珍騒動が持ち上がっている。事業でお世話になっている現地代理人の女性が、村長選挙に打って出た。前の村長が親族ぐるみで汚職や違法ビジネスに手を染め、何かと批判を浴びていたのだ。 世論調査によると、我(わ)が代理人の彼女が75%
海外旅行がなかなかむずかしいご時世なので、コロナ禍に見舞われる直前の、のんびりした話を一つ。 この私、インドネシアで在留邦人を対象にした講演会をやらせてもらった。主催したのは、現地で長らく事業を営んでいる日本人の親睦団体だ。その幹事を務める丸石クンが、私を講師として指名してくれたのだ。丸石
コロナ禍のこんな時期だから、あえて救いのある話をしよう。 フィリピンには仕事にからめて、トータルでかれこれ数年間住んだことになる。仕事以外でも現地で奨学金制度「内山アジア教育基金」を主宰しているので、コロナ禍の前はほぼ毎年長期滞在をくり返していた。 1年半前に脳梗塞で倒れ