苫小牧間税会(市町峰行会長)は15日、苫小牧市内のホテルで税務研修会と懇親会を開き、会員ら約20人が地理的表示(GI)に理解を深めた。また、「税の標語」コンクールの表彰式も行った。
市町会長は冒頭あいさつで、今年10月からパートの社会保険適用が従業員数51人以上の企業に拡大されたことを受け、「保険料の半分を企業が負担し、(従業員は)手取りが減る。政府は何らかの支援を講じて」と訴えた。
研修では苫小牧税務署の牧内崇副署長がGIをテーマに講演。日本酒や北海道のワインを例に、正しい産地で一定の基準を満たせば、産地名を独占的に使えることを紹介。引き続き懇親会「道産酒を普及する会」を開いた。
「税の標語」は、税について考えるきっかけにしてもらおうと7~8月に市民から公募し、作品12点から入賞者3人を決定。最優秀賞には苫小牧啓明中3年、近藤芦羽さん(15)の「納税で めぐりめぐって 支援の輪」を選んだ。優秀賞は双葉町の主婦伊藤ハルエさん(87)の「『おいしいね』 税にもおいしさ おすそわけ」と、桜木町の主婦伊澤美代子さん(67)の「税金は 暮らしを守る 投資なり」。市町会長が3人に表彰状を手渡した。