運転寿命を延ばす方法学ぶ 市介護予防講演会

運転寿命を延ばす方法学ぶ 市介護予防講演会
体の機能を保つトレーニングを体験する参加者

 65歳以上の苫小牧市民を対象とした市主催の介護予防講演会が22日、市民活動センターで開かれた。「運転寿命を延ばすための心身づくり」と題し、苫小牧東病院の作業療法士成田伸夫さんが、自動車の安全運転に不可欠な認知機能や目の機能について解説。トレーニングの実演も行われ、57人の受講者は熱心に取り組んだ。

   市の一般介護予防事業の一環。成田さんは「自動車の運転免許を持っている人は、誰もがどこかで手放すタイミングがある。自分で決められるよう、自身のことを正しく知る必要がある」と話し、運転と認知機能の関係性について説明。認知障害に気が付くためのチェックリストも示した。

   また、周囲の安全確認に必要な目を素早く動かす力や、判断力を保つための脳のトレーニング方法を紹介。日ごろの運転を振り返って改善すべき点を認識する活動も行った。