苫小牧合唱団(杉浦真城団長)は23日、第58回定期演奏会を市文化会館で開いた。大勢の市民が来場し、会場に響く美しい歌声を楽しんだ。
「愛の挨拶」や「Jupiter」などクラシックの名曲を披露した後、苫小牧マンドリン合奏団(今田和史代表)が「アニーローリー」や「ロンドンデリーの歌」の伴奏で賛助出演。最後の混声合唱組曲「筑後川」が終わっても客席の拍手は鳴りやまず、アンコールで美空ひばりの「川の流れのように」や「大地讃頌」を歌い上げた。来場者も一緒に口ずさみ、会場は一体感に包まれた。
三光町の小林一男さん(80)は「歌声と演奏が素晴らしかった。年配の団員が元気に活動している姿を見て、いい刺激を受けた」と話した。