白老町の全小中学校6校で30日、地場食材を使った「ふるさと給食の日」が実施された。町虎杖浜の特産品「虎杖浜たらこ」が焼きたらこで提供され、児童生徒が白飯で味わい、舌鼓を打った。
地場食材を使うふるさと給食は、児童生徒に食を通じて地元への理解と愛着を深めてもらう町教育委員会の事業。
町内の竹丸渋谷水産(渋谷敏幸社長)が昨年度に続き、「食育推進に」と12.5キロのタラコを町教委に寄贈。小中学生には焼きたらこ、町内の認定こども園と保育園の園児には焼きたらこおにぎりにして提供された。
萩野小学校(田村雅嘉校長、児童数118人)では、郷土の味を堪能した児童たちに笑顔が広がった。4年生の古屋恵太君(10)は「しょっぱくておいしい。家でも食べたい」と満足そうな表情。同社製造部に勤務する渋谷友玖さん(26)は「喜んでもらえてよかった。古里のたらこの味をもっと好きになってもらえたら」と話していた。