苫小牧ウトナイ小学校(手塚敏校長)は24日、同校の展望テラスで月の観察会を開いた。4~6年生で希望した39人が参加。天体望遠鏡にくっきりと映った月に、驚きと喜びの声を上げていた。
毎年恒例の行事。市科学センターの職員7人を招いて実施した。
同センターの天体望遠鏡3台にそれぞれ月と土星と木星を映し出し、2グループに分かれて姿や動きをじっくりと見た。観測に成功したのは5年ぶりで、レンズに大きく写った月を見て、児童たちは「本物じゃないみたい」「こんなにきれいに見えるなんて」と感激していた。
このほか、同センターの職員から天の川や冬の大三角形など天体に関する講話を視聴覚室で聞いた。
宇宙検定を受けるほど宇宙が大好きな5年の坂本依代さん(11)は、「センターの人と宇宙の話ができてうれしかった。月のクレーターが自分の持っている望遠鏡で見るよりきれいに見られたし、土星の輪も見ることができた」と喜んでいた。