道は北海道エアポート(HAP)や経済界、関係自治体と連携し、道内空港への国際線就航を航空各社に働き掛けている。31日~10月26日の夏ダイヤで国際線が発着するのは新千歳、函館、旭川の3空港。道などはインバウンド(訪日客)、アウトバウンド(日本人海外旅行客)双方の需要喚起や輸送業務の人材確保など空港の経営環境整備を推進し、国際航空ネットワークの充実に取り組む。
新千歳空港は、韓国のソウル線や釜山線、台北線、香港線など七つの国・地域との間に10路線が運航する。函館空港は台北線が2社で週10往復、旭川空港は6月1日から台北線の1社が週2往復する予定。
新千歳空港の運航便数は4月時点で10路線週142往復で、昨年同月比で4路線53往復の増加。アジア各国との路線が回復傾向にある一方で、欧米やオーストラリアなどの路線は就航していない。新千歳、函館、旭川の3空港を合わせると11路線週150便。コロナ禍前の2019年4月比では路線数で約5割、便数で約7割にとどまっているものの、23年度比では路線数で1・8倍、便数で約1・7倍となっている。