ふるさとの味満喫 苫小牧秋田県人会 きりたんぽの会

ふるさとの味満喫 苫小牧秋田県人会 きりたんぽの会
きりたんぽ鍋を囲む参加者

 苫小牧秋田県人会(守屋久義会長)は9日、秋田の郷土料理を味わう「きりたんぽの会」を苫小牧市内のホテルで5年ぶりに開いた。きりたんぽ鍋は同県大館市から食材を取り寄せて調理。秋田の地酒も振る舞われ、会員や来賓など約30人が本場の味を満喫した。

   きりたんぽの会は同県人会の名物行事。市長職務代理者の木村淳副市長や東北の各県人会役員も招待した。鍋は比内地鶏のだしを使い、会員の仕切りで秋田産の新米で作ったきりたんぽやセリが次々と入れられた。

   コロナ禍で2020年から開催を見合わせており、守屋会長は「5年ぶりで食材の仕入れ先や仕込みも模索しながらの準備となった。交流が深まることを願っている」とあいさつ。食材の調達を担当した北條三明副会長は「まずまずの味にできてよかった」と笑顔を見せた。

   同県人会は秋田に愛着があれば誰でも入会可能で、現在の会員は50人ほど。