(11月9~16日)
◇胆振の観光入り込み数はコロナ前に回復(11日) 胆振総合振興局がまとめた2023年度の管内観光入り込み客数は1641万8100人で、前年度比15.8%(224万2500人)増。新型コロナウイルス禍前の19年度と比べて1.5%増え、コロナ前の水準に戻った。23年5月にコロナ感染症が5類に移行し、全国旅行支援も継続されたことなどもあり増加したとみられる。自治体別では登別市が最多の326万8100人、2位は苫小牧市で263万5800人など。白老、安平両町はマイナスだった。
◇Wolt、苫小牧でサービス開始(同) 飲食配達サービスのWolt(ウォルト、東京)は12日に苫小牧市内でサービス提供を開始した。道内では札幌、旭川、函館、帯広、千歳、小樽の6エリアに次ぐ事業展開。配達エリアは勇払や植苗などを除く市街地で、ウォルトのウェブサイトかアプリから利用する。
◇苫小牧市長選出馬の金沢氏、公約発表(14日) 12月1日告示、同8日投開票の苫小牧市長選に出馬する市議会議員金沢俊氏が公約を発表した。基本テーマを「愛する苫小牧 希望の光あふれる 元気な未来のため」とし、▽子どもど真ん中のまち▽経済発展最大化のまち▽「スポーツ×文化×観光×健康」のまち―など七つのビジョンを設定。「岩倉市政を引き継いでいくことが大前提。積み残しの部分は継続的に取り掛かっていく」考えだ。
◇苫小牧、学校給食費6年ぶり引き上げへ(同) 苫小牧市学校給食会(福原功会長)は臨時理事会を開き、市内小中学校の給食費を2025年度から値上げすることを決めた。小学校は680円値上げして月額5180円(15.11%増)に、中学校は790円上げて6040円(15.04%増)に改定する。物価高騰に伴う判断で改定は6年ぶり。
◇むかわ、町のキャッチコピー決定(同) むかわ町は「町タウンプロモーション戦略」に基づく活動で、町のキャッチコピーを「スローーーーーライフ」に決定した。考案者は鵡川高校3年の友近観聡さん(17)と同校3年の粟田浬さん(17)で「まちのゆっくりした時の流れを表現した」という。今後作成するロゴマークとともに町のプロモーションを効果的に実施するために活用する。
◇三笠宮妃百合子さま逝去(15日) 三笠宮妃百合子さまが老衰のため、入院先の聖路加国際病院(東京)で亡くなられた。脳梗塞と誤嚥(ごえん)性肺炎、心不全のため、3月3日から同病院に入院。一般病室で療養を続けていたが、15日早朝から血圧が低下し、穏やかに息を引き取ったという。101歳。明治以降の皇室では最高齢だった。皇族の逝去は、16年に夫の三笠宮さまが100歳で亡くなって以来。百合子さまが亡くなったことにより、皇室の構成は16人となった。