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ナギナタコウジュ
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ベニマシコはカワラヒワなどと同じアトリ科の野鳥で、体の大きさはスズメくらい。尾羽が長めで、雌は全身が地味な茶褐色ですが、雄の成鳥は全身が紅色で、頭上と顔からのどにかけて白く、とてもきれいです。
ベニマシコ(紅猿子)のベニ(紅)は雄の美しい羽の色から付けられ、マシコ(猿子)は猿の顔のように赤いことや、猿のように騒がしく鳴くことから付けられたという説が有力です。ちなみに英名ではLong
Tailed Rose Finchと呼び、こちらも特徴をよく表しています。
分布しているのはユーラシア大陸の東部など、主に亜寒帯で、国内では下北半島の一部と北海道でしか繁殖しない夏鳥で、本州以南では冬鳥です。しかし、北海道でも積雪の少ない地域で越冬するものがいて、勇払原野では一年中姿を見ることができます。
ベニマシコは平地から低山の林縁部や低木林などの開けた場所に好んで生息し、繁殖期は5月ころからです。低木の上ややぶの中に枯れ枝や枯れ草を使っておわん型の巣を作り、子育てをします。主な食べ物はイネ科やタデ科の植物の種や昆虫ですが、原野では冬になるとナギナタコウジュの種を特に好んで食べる傾向があります。ナギナタコウジュはシソ科の多年草で、コウジュ(香樹)という名前の通り、全草にかなり強いにおいがあり、特に好んで食べるのには、何か理由があるのかもしれません。
野鳥の鳴き声には一般的に繁殖期に聞かれる「さえずり」と普段の鳴き声である「地鳴き」があり、さえずりが種類を区別する時の基準になることが多いのです。しかし、ベニマシコはホオジロに少し似た「チュルチュルチー、チュルリチュルリ」という複雑なさえずりよりも「ピッポ、ピッポ、ピポポ」という地鳴きの方に特徴があります。