苫小牧民報創刊60年
改めて「地域と共に」 (2010年 1/15)
苫小牧民報は、きょう創刊から満60年を迎えました。前身である「南北海」が1950年1月15日に第1号を発行して以来、着実に紙齢を重ね、「還暦」を迎えることができました。読者、地域の皆様の長年にわたるご支持に心から感謝申し上げます。
創刊は、苫小牧の市制施行から2年。まだ戦後の混乱が残る時代でした。創刊号は、1ページの大きさが現在の苫小牧民報の半分のタブロイド判、裏表2ページの新聞でした。紙面には、市内で始まったスケート大会や事件記事と共に、創刊に寄せる市民や行政の期待の声が紹介されています。
以来60年。港が掘り込まれ、人口は3万9000人から17万人にまで増えました。主産業も漁業と製紙から、自動車などとの複合的な構造に変わり、苫小牧は北海道の、ものづくりの拠点として大きく成長しました。
苫小牧民報は、地域の60年を見詰め、記録し、読者に届けてきました。まちの発展や、まちづくりの未来に、一定程度の指針を示してきたと自負しています。
苫小牧地域は今、製造業、商業、第1次産業などすべての産業が、世界規模の不況や構造転換の大波にもまれています。かつて経験したことのない大きな試練の時代といえます。嘆くだけでなく、この時間を、どのように生き、次の時代に備えるかが問われています。
苫小牧民報社は、この厳しい時代に60年の節目を迎えました。改めて、地域の明るい未来づくりを苫小牧民報の指針に据え、今年の新聞作りのテーマを「あすを探す 未来をつくる とまみん60年」と定めました。
60年前の「南北海」創刊号には「市民の意志反映に尽す」の見出しで、創刊に当たっての社員の志が表明されています。「偏らず、ひるまず、苫小牧地方の輝かしい将来を楽しみに市民と一体となって進むものである」。この意志は、いま、苫小牧民報を発行するわたしたちにも受け継がれています。
地域と共に歩む苫小牧民報。これからもご愛読をお願いいたします。
苫小牧民報社 代表取締役社長 宮本知治


