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ふるさとネイチャーらんど

野鳥すみ着く 美々川タップコップ親水公園

(2017年 4/17)

 苫小牧市のウトナイ湖に流入する、美々川の岸辺にある公園です。勇払原野の面影を残す美々川の景観を見ることができ、乗り場が設置されていることからカヌーも楽しめます。自家用車のほか、バスやJRで出掛けるとよいでしょう。

4月中旬の親水公園

 渡り鳥たちが飛び去ってしまい、公園の水辺は寂しくなりますが、美々川の周辺で繁殖するマガモやコブハクチョウの姿を見ることができます。また岸辺の林やヨシ原ではアオジなど夏鳥の姿も見られます。

美々川周辺で繁殖するカモの仲間

 マガモの雄は「青首」という別名で呼ばれるほど、頭から首にかけて濃い緑色をしていて目立ちますが、雌は全体が地味な褐色をしていて目立ちません。
 繁殖するのは湖沼や川などの水辺ですが、市街地の公園や緑地でも繁殖することがあります。繁殖期は4月から8月にかけてで、水辺の草むらなどのくぼみに草や葉を使って皿形の巣を作ります。
 一夫一婦で繁殖しますが、つがいは雌が抱卵を始めると解消され、子育ては雌のみで行われます。

外来種のコブハクチョウ

 1977年に函館市の大沼公園から逃げ出して道内を放浪していた7羽が繁殖したとされる外来種で、額に大きなこぶがあります。
 ウトナイ湖で繁殖したものは生息数が増えて国内で渡りをするようになり、本州で越冬するものがいることも分かりました。
 しかし最近は繁殖に成功するものが少なくなり、確認できる生息数も減ってきています。その原因ははっきりしませんが、繁殖し始めた数が7羽と少なかったことから近親交配が考えられています。そのため、将来的に姿を消すと予測する研究者もいます。

雄と雌が似ているアオジ

 スズメくらいの大きさのホオジロの仲間で、原野の平地から山地までの明るい森林や灌木林などで観察できます。
 雄は頭部と顔が暗緑色をしていて目先が黒いのが特徴で、雌も雄によく似ていますが、目先に黒い部分が無いことや体の色が雄よりも薄いので慣れると簡単に区別することができます。
 夏鳥で、姿が原野で見られるようになるのは4月ごろから。飛来したばかりの雄は「チッ」という小さな地鳴きしかしませんが、繁殖期に入ると林のあちこちで「チッ、チョッンピー、チッツリリ、クルリ」などと聞こえるにぎやかなさえずりを聴かせてくれます。

キク科のアキタブキ

 アキタブキは高さ1㍍から2㍍ほどになるキク科の多年草。3月に地面から姿を見せ始めるつぼみは、山菜として人気があります。つぼみが開いて花が咲くのは4月中旬です。



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