特集

支笏湖日記

森に動物の足跡スタンプ オオハクチョウの家族、湖面で餌探し

(2017年 3/10)
ポロピナイ近くの湖岸からの風景(よく見ると白鳥がいます)

ポロピナイ近くの湖岸からの風景(よく見ると白鳥がいます)

 冬の大きな祭典「千歳・支笏湖氷濤まつり」が終わってから3週間近くたちました。期間中はビジターセンターにもたくさんの方が入場してくださいましたが、今はお客さまをチラホラお見掛けする程度になってしまって、まつり中とのギャップにいまだに慣れない状態でちょっと寂しいです。

 そんな私は近頃、寂しさを拭うために野外に出掛けています。森や湖畔歩きでたくさんの元気がもらえるからです。

 今の森はササの葉が雪の下に閉じ込められているので真っ白なカーペットが敷かれているようです。葉を落とした樹木のおかげでそのカーペットまで陽が差し込み、森全体がキラキラ輝いて見えます。足跡スタンプも残されています。エゾシカ、キタキツネ、エゾリスなどの足跡を見つけるとたどってみようかというワクワクした気持ちも湧いてきます。

 明るい光に誘われて見上げれば枝越しにきれいな青空。大空にオオワシの飛翔が見られたらラッキー。大きな翼と白と黒の際立ったコントラストが勇ましく目に映り、私の心は瞬く間に興奮状態に。オオアカゲラ、コゲラ、ウソ、ゴジュウカラなどとの和みの時間もあります。餌を探したりついばんだりするしぐさがとても愛らしいのです。

 湖畔では、青く輝く湖と雪山の美しい風景で癒やされます。湖面にはキンクロハジロやカイツブリなどの水鳥が魚を探して忙しそうに潜水しています。支笏湖の西岸・ポロピナイまで足を延ばせばオオハクチョウの8人(羽)家族。首を湖水に突っ込み逆立ち姿勢になって水草などの餌を探しています。餌取り中は湖面にお尻だけが浮かぶのですが、それが数羽も並ぶと何ともおかしく、思わず笑ってしまいました。

 氷濤まつりで表現された支笏湖の美しさを堪能した後の今は、のんびり景色を眺めたり、じっくり自然を観察したりして「目の前の支笏湖」を楽しみませんか。支笏湖の自然はいつでも素晴らしいので、まつりが終わってもぜひおいでくださいね!

(支笏湖ビジターセンター自然解説員 吉田香織)



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