特集

ふるさとネイチャーらんど

野鳥観察に適した冬の支笏湖

(2017年 3/6)

支笏湖へ出掛けてみよう

 千歳市にある支笏湖の東岸の温泉街周辺には、千歳川や休暇村支笏湖園地、野鳥の森などがあって、自然散策を楽しむのにとてもよい場所です。特ににぎやかな温泉街から少し離れ、周囲が森林に囲まれた休暇村支笏湖園地は、散策路が整備され、周辺には「野鳥の森」と名付けられた場所(一部使用不可)があり、野鳥や自然の観察をゆっくり楽しむことができます。支笏湖温泉街へは苫小牧市や千歳市の市街地から車で20分ほどで行くことができます。

3月上旬の園地

 ゴジュウカラやキバシリ、ウソなどのさえずりが聴かれるようになります。また雪に覆われた園地に立つキタコブシなどを見ると、冬芽が膨らみ始めてきたことが分かり、春の訪れを実感できます。散策コースはまだ一部しか除雪されていませんが、スノーシューなどを使用すれば「野鳥の森」なども散策できます。

軽業師・ゴジュウカラ

 3月になるとシジュウカラやハシブトガラなどのさえずりに交じって、ゴジュウカラの「フィーフィーフィーフィー」という声が聴かれるようになります。
 ゴジュウカラはスズメぐらいの大きさのゴジュウカラ科の野鳥で、他の野鳥にはまねのできない独特の行動からも区別できます。独特の行動とは、頭を下にして木の幹を降りたり、幹の周りを軽業師のように軽々と移動したりする行動で、日本に生息する野鳥の中で頭を下にして降りることができるのはこの鳥だけです。

独特のさえずり

 キバシリはスズメより一回り小さい野鳥で、体に比べて長く下側に曲がったくちばしとキツツキのように尾羽を幹に付けて止まる独特のシルエットから、他の野鳥と簡単に区別できます。繁殖期は他の野鳥よりも早く、「ツリリリリ…」と徐々に速くなる独特のさえずりは2月ごろから聞かれるようになります。

冬に出合える”ウソ”

 ウソはスズメぐらいの大きさのずんぐりとした体形の野鳥で、本州中部以北の亜高山帯の針葉樹林で繁殖しているため、春から秋にかけては姿を見ることが難しいですが、冬になると低地に降りてくるため市街地の公園などでも姿が見られるようになります。
 名前は「うそ」からではなく、「フィー、フィー」という鳴き声が細く高い口笛のように聞こえることから、口笛を吹く時の口の形を表現した「うそぶく」が名前のいわれであると考えられています。

膨らんできたキタコブシの冬芽

 キタコブシはモクレン科に属する落葉樹で、成長すると20メートルほどの高さになります。長い絹毛に覆われた冬芽は3月下旬ごろから開き始め、4月から5月にかけて直径12センチほどの白い花を咲かせます。



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