特集

ふるさとネイチャーらんど

カモメ飛来する厳冬の鵡川

(2017年 2/13)

鵡川河口へ出掛けてみよう

 むかわ町鵡川を流れる「鵡川」は、占冠村の山地を水源として太平洋へと流れ出る大きな河川です。河口周辺には草原や湿地、自然干潟のほか、人工干潟などがあり、多くの野鳥や生き物を観察できます。鵡川河口に出掛けるには、むかわ町「四季の館」を目指し、「四季の館」から海沿いに向かう道を行くとよいでしょう(地図参照)。途中に牛舎があるので、車で訪れる時は牧場の方の迷惑にならないようにしましょう。

2月中旬 カモメが飛来

 川が凍ってしまうため、川で見られる野鳥は少ないですが、海に近い河口周辺に行くとワシカモメやシロカモメ、セグロカモメなど、冬鳥として飛来するカモメの仲間を観察できます。ちなみに私たちの周りで一年中見られるカモメの仲間は、ウミネコとオオセグロカモメだけです。

カモメの見分け方

 セグロカモメはオオセグロカモメと、とてもよく似ていますが、背中の色が青っぽい灰色をしていることや体の大きさなどから区別できます。慣れないと識別は難しいですが、普段からオオセグロカモメを観察しておくと、区別できるようになるでしょう。

成鳥と幼鳥で大きな違い

 ウミネコのくちばしには黒と赤の模様があり、他のカモメと簡単に区別できます。
 ちなみにカモメの仲間は幼鳥や若鳥、成鳥では別の種類と思えるほど羽毛やくちばしの色などに違いがあります。
 ウミネコの幼鳥は羽毛の色が茶色で、くちばしに赤い模様はありませんが、成長するに従って成鳥と同じ特徴が現れてきます。

国内最大のシロカモメ

 シロカモメは国内で見られるカモメの中で最も大きく、背中は淡い灰色で、翼の先端(初列風切り)が白く、目が黄色、下くちばしに赤い点のある黄色いくちばしが特徴です。
 日本に飛来するシロカモメの繁殖地は北極圏やグリーンランドなど。ここで厳しい冬を乗り切るつわものもいますが、一部は冬鳥として九州よりも北の地域に飛来し、9月末ごろから春4月ごろまで見られます。特に北海道と本州北部で観察例が多い傾向にありますが、全国的に見ると生息数の少ないカモメなので、北海道を訪れるバードウオッチャーには、とても人気があります。
 翼の色が似た種類にワシカモメがいますが、ワシカモメは一年中見られるオオセグロカモメよりも小さく、よく見ると翼の先端が灰色で、くちばしの色がピンク色をしていることから区別できます。

カラコギカエデの樹液

 節分が過ぎて少しずつ気温が上がり始めると木々が水を吸い上げ始めます。そのため幹や枝に傷が付いている樹木を見ると、樹液が染み出ていることがあります。
 特にアカゲラなどが突いてできた傷から染み出ていることが多く、樹液が染み出ている場所はアカゲラのほか、シジュウカラやハシブトガラ、ヒヨドリなどが樹液をなめにやって来ます。



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