千歳・恵庭

ニュージーランド首相が恵庭に えこりん村視察、市長らと懇親

(2017年 5/19)

昼食会を終えて歓談するイングリッシュ首相(右から2人目)や原田市長(左)

 来日したニュージーランド(NZ)のビル・イングリッシュ首相が18日、恵庭市牧場のえこりん村を視察した。NZ首相の恵庭訪問は同市政史上初めて。市はNZのティマル市と姉妹都市締結して来年10周年で、イングリッシュ首相は原田裕市長と昼食を共にし、今後も交流を深めていくことを確認した。

 イングリッシュ首相はNZの政府、企業関係者約50人と共に16日に来日。17日に安倍晋三首相と官邸で会談し、米国を除く11カ国でのTPP(環太平洋経済連携協定)発効に向け連携を確認していた。18日に来道し、札幌市内で高橋はるみ道知事と会談後、恵庭に立ち寄ってから離日した。

 えこりん村を運営し「びっくりドンキー」も展開するアレフ(札幌市、庄司大社長)は、国内で有数のNZ牛輸入企業。イングリッシュ首相は「ニュージーランドの事業家と日本の酪農家が共同で仕事をしており、互いの方法を学びたかった。美しい場所だとも聞いており、訪問した」と言う。

 この日、午前11時45分に首相が同村に到着すると社員など約70人がNZ国旗を持って出迎えた。首相は生後2カ月の子羊にミルクやりをして、今年4月にNZから来た大型犬、ニュージーランドハンタウェイと触れ合った。この後、道主催の歓迎昼食会(非公開)が催され、高橋知事や原田市長、アレフの庄司大社長など25人が交流を深めた。

 市とNZは縁が深い。恵み野の宅地開発後、街の美しいイメージを保つにはどうしたら良いか考えた市や市民が、1991年に世界一のガーデンシティと言われる同国クライストチャーチを訪れたのが最初。その後、ティマル市の経済界と恵庭商工会議所間の経済交流が始まり、2008年2月、両市の姉妹都市締結につながった。以降、両市は毎年中高生を相互に派遣するなどして交流を深めている。

 昼食会で市長は「恵庭は日本でも花のまちとして知れるところとなり、NZとの出合いが恵庭を大きく変えた」と感謝。「来年は姉妹都市締結10周年。NZと日本の間では一番若い姉妹都市だが、両市の関係は他の歴史ある姉妹都市にも並ぶものと自負しており、さらに関係を深めていければ」とあいさつ。

 終了後、市長は「恵庭に来ていただき非常に光栄。今後もより交流を進めていきたい」と笑顔。イングリッシュ首相は報道陣に「恵庭市とティマル市の人的交流は今後ますます盛んになると感じる。両市とも共通の経済的地盤は酪農業で、そうした共通事項を通して発展していくだろう」と期待を込め、北海道との連携に「酪農、農業面についていろいろな改善をしながら10年、20年の長期プロジェクトを考えている」と述べた。



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