千歳・恵庭

千歳市教委が情報提供 不審者防犯対策に注力

(2017年 4/21)

引き取り型下校を行った北栄小=10日午後3時半ごろ

 千歳市教育委員会が市のホームページで情報提供している不審者情報の件数が、2016年度は52件で15年度と同数だった。今年4月の新学期に入ってからも、北栄小に脅しの電話がかかってくるなどの事案が発生しており、各校では日常の安全指導や登下校時の見守りといった防犯対策に意識を振り向けている。

 市教委の不審者情報は、市民から寄せられた情報を月ごとにまとめて定期的に発信している。担当の青少年指導係は「情報のすべてが必ずしも実際に危険があるものではない。近年は『スマートフォンで子供の写真を撮っている』という情報が多いが、誤解だったというケースもある。ただ、安全が第一なので、基本的に頂いた情報はほぼ載せるようにしている」と説明する。

 児童生徒の防犯対策はそれぞれの学校が取り組んでおり、通常は「知らない人についていかない」「危険を感じた時は大声で叫ぶ」「すぐに逃げる」などと日常的な指導を行っている。各校区の「千歳っ子見守り隊」による登下校時の見守りも、交通安全だけではなく防犯上の効果をもたらす具体的な手段となっている。

 今月10日に「子供を殺しに行く」と脅しの電話を受けた北栄小は、当日と翌日の2日間、保護者が迎えに来る引き取り型の下校を行い、教職員が登校時に通学路に立ち、下校時は車で巡回して警戒を行った。

 東口明雄校長は「保護者の心配の声もあり、安全第一で対応した。数年前から災害時を想定した引き取り型下校の訓練を行っているが、実際に行うのはここ10年来なかったことで、なぜあんな電話が来たのか理由が分からない」と語る。

 千歳市教委のほか千歳署が登録者に不審者目撃情報を発信する「ほくとくんメール」もあり、こちらも4月の新学期開始以降、つきまとい事案など4件の情報が挙がっている。北栄小の件でも登下校時に校区内の警戒を強化するなどの対応を行った。



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