千歳・恵庭

恵庭市 「ビールで乾杯条例」施行

(2017年 4/3)

ビールで乾杯する原田市長(左から3人目)ら

 恵庭市で全国初の「ビールで乾杯条例」が施行された1日、恵庭商工会議所(中泉澄男会頭)と恵庭サッポロビール会(野村義夫会長)は施行記念セレモニーを恵庭商議所で開いた。地元経済界をはじめ100人以上が参加し、ビールなどで乾杯して気勢を上げ、経済の活性化や観光振興などに期待を寄せた。

 条例の正式名称は「恵庭産のビール等による乾杯を推進する条例」。地域の特産品などに焦点を当てた「乾杯条例」は全国各地にあるが、対象は主に日本酒で、ビールは恵庭が初。ただ、恵庭でビールと言えばサッポロビールが連想されるため、「ビール等」とすることで一企業の応援に片寄ることなく、その他の酒類や清涼飲料水にも配慮した。昨年12月に市議会が議員提案で条例案を可決し、1日付で市が施行した。

 この日は議会に陳情書を出して条例制定のきっかけをつくった、恵庭商議所と同ビール会がセレモニーを企画。今後の具体的な取り組みはまだ決まっていないが、条例施行を祝う「出発式」の位置付けで開いた。両団体、市や市議会の関係者などに無料で参加を呼び掛け、乾杯用にサッポロビールをはじめ、島田農園が発案して醸造した日本酒「絆の花」などを用意した。

 中泉会頭は冒頭あいさつで「日本で初めてのビールで乾杯条例。いろんな論議があったが、地域経済のため、これから盛り上がれば」と期待し「地域を盛り上げるため、推進母体をつくりたい」と意欲。野村会長も「飲酒運転を絶対しない、させない責務も果たさなければ」と訴え、「人と人がつながり、市民が元気になれば」と述べた。

 同条例は、乾杯を通して市民が元気に暮らすことを願い、郷土愛の醸成や人のつながりを深めること、地域の活性化を図ることを掲げ、前文と▽目的▽定義▽市の役割▽事業者の役割▽市民の協力▽個人の嗜好(しこう)と意思の尊重▽飲酒運転の根絶―の7条で構成している。原田裕市長も「ふるさとを大事にする思いで乾杯すればこの条例も生きてくる」と強調している。



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