千歳・恵庭

介護の技競い研さん 介護老人保健施設北星館が優勝-千歳

(2017年 3/20)

ステージ上で介護技術を実演

優勝に輝いた北星館チーム

 ちとせの介護医療連携の会(古泉圭透会長)は18日、千歳市内の福祉施設の介護職員が技術などを競い合う「第1回ちとせげんきグランプリ2017」を北ガス文化ホール(市民文化センター)で開催した。道内初の取り組みで、市内6施設から6チーム(1チーム3人)が出場。介護老人保健施設北星館が優勝した。

 千歳市が共催。現場スタッフの指導力や技術力の向上を図るほか、未来の介護従事者への魅力発信などを目的に企画した。介護技術、弁論大会、クイズで技能と知識、仕事への抱負を審査員らが総合的に評価する。

 グループホームひまわりの家、介護老人保健施設クリアコート千歳、グループホームかつらぎ、住宅型有料老人ホームくらしさ千歳、介護老人保健施設北星館、小規模多機能ホームえみなエルムの家が参加した。

 開会式では古泉会長のあいさつに続き、選手を代表して「かつらぎ」の胤森理佳さんが「介護のプロとして持てる力を発揮し、正々堂々と競い合うことを誓います」と宣誓した。

 競技は介護技術からスタート。脳梗塞で左半身がまひし、立てるが、介助がなくては歩行できない、「常に人の役に立ちたい」と考えている千歳花子さん(80)を介護する―と仮定。ベッドから花子さんを起こし、車いすに乗せて、お茶会の会場に向かうまでの技術を競った。

 出場者は、花子さんをベッドから起こす時に「体を倒しますね」、立たせる時に「手すりにつかまってくださいね」と声掛け。車いすの安全を確認し、寒くないかを聞いてカーディガンを自身に選ばせ、まひした腕から着せた。テーブルでは花子さんに茶を入れてもらうなどして、性格に合わせて役割を持たせるなど、各チームそれぞれのケアを披露した。

 弁論大会では「利用者さんの『ありがとう』の一言で疲れが吹き飛び、仕事のやりがいを感じられる」「認知症になっても『うれしい』『悲しい』などの感情は変わらない。僕ら介護職員はそこを大事にしないといけない」など仕事の魅力や思いを語った。介護や医療に関するクイズで知識も競い合った。

 審査員による審議と来場者の投票で優勝を決めたのは北星館。古泉会長から賞状と賞金が手渡された。

 業務終了後に職場で練習を重ねてきた同チーム。リーダーで介護歴18年の栗林聡さん(42)は「優勝はうれしい。初心は利用者さんの目線に立つこと。(大会の経験を)あしたからのケアに結び付けていきたい」と話していた。



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