千歳・恵庭

雪が解けて路面はでこぼこ パンクに注意、段差など原因に

(2017年 3/18)

凍上対策としてくぼみに土のうを詰めたマンホール=清流

剥離したアスファルトを修復する作業員=根志越

 本格的な春に向け徐々に気温が上がるにつれ、千歳や恵庭地域でも舗装道路の路面が現れている。車の運転中に気になるのが、アスファルトが剥がれてぽっかりと開いた穴。深さ約10センチになる場所もあり、千歳市内でもパンクの報告が寄せられている。地中の凍結で道路全体が持ち上げられ、マンホール周辺に段差ができる「凍上」も見られる。パンクを防ぐには、速度を抑えた安全運転が必要だ。

 千歳市道路管理課によると、アスファルトが剥がれる現象は、水分の染み込みと凍結の繰り返しで起きるという。アスファルト内部や下部に届いた雪解け水などが夜の寒さで凍り、体積が膨らむことで強度を失う。そこに自動車が走る振動が伝わり、剥離が始まる。

 剥離の多くは、2~3層構造のアスファルトの表層部分だけが剥がれて深さ約3センチ、直径約10~20センチとなる。ところがすべての層が剥がれ、8~10センチほどの深さや約1メートルの長さになるケースもあるという。

 深くなった穴ではパンクする車もある。同課によると、2月以降に市へ寄せられた報告件数は3月16日までで7件。多くが、雪解けで舗装路面が現れた2月中旬以降に起きている。同課は「この冬は1月に雨が降り、氷点下20度近くまで冷え込んだことも影響したのでは」と分析する。

 このような事態を受け、市道の維持管理を担う市環境整備事業協同組合は2月下旬から応急処置を始めた。今年は例年の2倍に相当する6班約30人体制で修理しているが、パトロールでは剥離した箇所が連日見つかるという。担当者は「やってもやっても補修が追い付かない。4月までは続くだろう」と語る。

 「凍上」は、地中の水分が凍結して膨張したまま解けないことで起きる。道路には水分を含みにくい火山灰や砂などでつくる凍上抑制層が地中約80センチに設けられているが、いったん凍ると解けにくい。マンホールは相対的に沈んだようになり、生まれた段差でパンクの恐れがある。

 対策として、既に清流地区などで土のうをマンホール上に積んでいる。凍上は最高気温が20度前後となる5月の大型連休ごろまで続くとみられる。

 例年と異なる天候に加え、剥離や凍上に拍車を掛けているのが、アスファルト自体の経年劣化だ。総延長747キロの市道のうち、アスファルトで舗装されているのは637キロ。更新は財政上の制約から年間約2キロにとどまる。中には既に50年以上使われている舗装もある。

 同課は「ゆっくり走るとパンクを避けられる。大きな穴や段差を見つけたら、市に連絡してほしい」と話している。



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