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苫啓明中1年・佐藤心 全道予選で標準記録突破、全国出場

(2017年 3/11)

全国出場に意気込む佐藤(右)と大江コーチ

 苫小牧市内のアブロススイミングクラブ苫小牧に所属する佐藤心(啓明中1年)が、27~30日に東京辰巳国際水泳場で開かれる第39回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会女子13~14歳50メートル自由形に出場する。2月に札幌市平岸プール(25メートル)で開かれた北海道予選会で標準記録(27秒29)を見事突破。「いい泳ぎができた」と胸を張った。

 日本水泳連盟が主催する男女、年齢、泳法別の春の全国舞台は、全道各地の予選会で標準記録を突破した精鋭のみに出場が許される。佐藤は、前回に続いての挑戦となる。

 予選会では、最初のタイム決勝レースで2位に入るも、記録は27秒59。25メートルターンの際に失速し、後半の伸びが鈍った。ただ、「(標準記録を)突破するイメージはできていた」とタイムトライアルと呼ばれる2度目の挑戦で27秒23の自己新をマーク。1回目に失敗したターン部分もしっかり修整しながら、「あっという間だった」と振り返るほど集中していた。

 レースを見守った大江俊彰コーチは、「50メートルで結果を出せたのは大きな収穫。力強さが増した」と褒めた。

 逆境を乗り越え、つかんだ全国切符だ。本番2週間ほど前の練習時に腰を痛め、泳ぐことすらできない日もあるなど「当日まで不安でいっぱいだった」と佐藤。100メートル、200メートルの両自由形でも全国経験のあるオールラウンダーだが、けがの状態を考慮し、今予選では両種目を棄権。「全国に行くことがゴールじゃなくて、全国で結果を残すことが大事」と痛みをこらえ懸命な泳ぎを披露したことが、見事結果につながった。

 また、今年からダンベルなどを駆使した、主に上半身の筋力トレーニングにも力を入れたことが功を奏した。腕力が徐々に付いてきたことで、レース序盤の記録が伸び、後半勝負の泳ぎにうまくつなげられるようになったのは大きい。

 見据える全国では26秒台が目標。「速い選手はたくさんいる。他選手のいいところを一つでも物にして、今後に生かしてほしい」と大江コーチは期待する。佐藤は「目標タイムをしっかり出して、その後に順位がついてくるようになれば」と力強く語る。



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