千歳・恵庭

千歳の3人全日本UJ出場 ボクシング

(2017年 2/17)

全国大会初挑戦の荻野君(右)と石本君

フィストのジムでファイティングポーズをする油井君

 岐阜県で3月に開かれるボクシングの全日本アンダージュニア(UJ)大会(25、26両日、岐阜工業高体育館、日本ボクシング連盟主催)に千歳市内のボクシングジム2カ所にそれぞれ所属している男子3人が北海道代表として初出場する。千歳ボクシングジム=栄町=から荻野鉄平君(北斗中3年)と石本海地君(恵庭小6年)、フィスト=北陽=からは中学生52キロ級で油井凡一(あぶらいつねかず)君(千歳中3年)が大舞台に挑む。

 ■荻野鉄平君と石本海地君

 2人は4日に札幌市の北区体育館であった選考会の1試合で勝利した。試合内容から道ボクシング連盟に実力を認められ、道代表推薦を受けた。

 荻野君は中学生の部56キロ級代表。選考会は5回目の挑戦。過去4回は同年代に階級の近い選手がいなかったため格上の上級生とマッチメークされ、実力を発揮し切れず代表の座を逸してきた。

 今年は同学年選手と対戦し、持ち前のスピードで相手を寄せ付けなかった。「序盤は慎重になり過ぎで途中からスタミナ不足で手が出せなくなったと反省しつつ、念願の代表権獲得に「すごくうれしい」と充実感をにじませる。

 小学6年生から同ジムでボクシングを始め、先輩たちが高校総体や国体などの大舞台で活躍する姿に憧れてきた。中学最後の大会で全国王者挑戦権をつかんだ。

 石本君は小学生の部38キロ級代表。代表の座を懸けた選考会は今年が初挑戦だが、相手より長いリーチを生かして試合の主導権を握った。

 ボクシングを始めて2年と少し。先輩から譲り受けたサンドバッグやダンベルを使って自宅でも体力強化に取り組む。ジムには週4~5回通い、中学生の練習にも参加している。「中学生の速い動きを見てまねしている。自分より強い人たちと練習できて楽しい」と成長を実感。初めての全国大会へ「まず1勝できるように頑張りたい」と抱負を語る。

 ■油井凡一君

 選考会では同階級の2人との戦いを制した。入門して1年で全国切符を射止め、急成長をうかがわせた。

 2分3ラウンドの勝負。1戦目は接戦ながら有効打数で判定勝ちをものにした。2戦目では経験上シードとして控えた相手に臆することなく向かっていった。「1戦目は緊張もあったけど、2戦目は1ラウンドからいけた」との手応え。

 足がよく動き、追い込んでからワンツーを決めて右ストレートがヒット。相手のダウンを奪い、文句なしの勝利だった。

 もともと硬式野球クラブチームで2年生の頃まで内野手をしていたが、「興味があった」というボクシングの道へ思い切って飛び込んで今がある。

 「メイウェザーが好き」。ボクシング5階級制覇を成し遂げた元ボクサー、フロイド・メイウェザーに憧れている。フットワークと防御、ハードパンチの三拍子そろった希代のスーパースターだ。

 「練習した分だけ、そのまま試合に成果が表れる。練習量は結果、だと思っています」

 予選2勝にも気を引き締めている。手数はあっても、その効果的な組み合わせ方、防御との連動は課題という。週4日ジムに通い、向上の歩みをフィストの志賀紀史代表と二人三脚で踏みしめている。油井君は「教えてもらっていることをやれば間違いないと思っています」と意気込む。

 志賀代表はわずか1年で戦い方を身に付けてきた努力家中学生をたたえる。「自律して練習できるところが最大の特長。階段のスタートラインに立てたのだから、スパーリングで力を付けてもらいたい」と期待している。



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