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苫小牧の魅力発信 産業観光ツアー人気

(2017年 2/15)

苫小牧観光協会が市内で行った産業観光ツアーの様子=2015年10月

 苫小牧市内の工場などを巡る産業観光ツアーの人気が高まっている。工場見学にとどまらず、食事や体験といったメニューを組み込んだ旅行会社の企画が評判を呼び、近年、ツアーの実施回数が伸びている。旅行会社は「掘り起こせる資源がまだある」と、工業都市・苫小牧に注目。苫小牧観光協会も今月24日に市民向けモニターツアーを企画するなど、産業観光の推進に力を入れている。

 クラブツーリズム北海道旅行センター(札幌)では、「大人の社会見学ツアー」と題して、苫小牧のさまざまな工場見学などを楽しむJR札幌駅発着の日帰りバスツアーを企画、徐々に人気が高まっているという。2014年度の実施回数は3回だったが、人気を背景に15年度は22回に増やした。16年度も毎月ツアーを実施。高度栽培環境制御システムを駆使して農作物を生産する温室型植物工場、自動車部品などものづくり工場、苫小牧港付近の工場夜景の見学などを組み込んだバスツアーには、毎回40人程度が参加しているという。

 同社の担当者は「札幌発着だと、苫小牧は日帰りツアーに適した距離。特に植物工場は人気のスポット」と話す。今月17日にも苫小牧観光協会の協力を得て札幌発着バスツアーを企画。高糖度トマト栽培工場のJファーム(柏原)、トヨタ自動車北海道(勇払)、日本CCS調査の苫小牧プラント(真砂町)などを見学ルートに設定した内容で、参加の申し込みが相次いでいる。

 17年度も苫小牧の産業観光資源を掘り起こしながら、これまで以上にツアーを実施していく予定で「行政や民間企業とも連携しながら、苫小牧の魅力を発信していければ」としている。

 苫小牧観光協会によると、旅行会社による苫小牧での産業観光ツアーは近年増加傾向にあるという。同協会が把握した15年度の実施回数は、クラブツーリズムと、北海道中央バスの関連企業シィービーツアーズ(札幌)の2社を合わせて25回に上った。同協会は「ものづくり工場の他、美しい工場夜景も魅力の一つとなっている。産業観光を市内外に発信していきたい」と力を込める。

 同協会は、市民にも産業観光の魅力を知ってもらおうと、市民向けモニターツアー「苫小牧ものづくり見学バスツアー」を24日に予定。当日午前9時25分に苫小牧市役所をバスで出発し、キノコ生産のホクトの工場(あけぼの町)やJファーム、北日本最大の製油所の出光興産北海道製油所(真砂町)を巡る。ホクトでは、キノコのもぎ取り体験も予定しており、「市民が地元の魅力を再発見し、誰かに伝える動きになれば」と期待する。

 モニターツアーの参加費は無料で、定員30人。希望者は往復はがきに、住所、氏名、年齢、電話番号、参加人数(はがき1枚につき2人まで。同伴者の氏名、年齢も記載)を記し、郵便番号053―0022 苫小牧市表町5の11の5 ふれんどビル1階 苫小牧観光協会に申し込む。20日必着で、応募多数の場合は抽選。問い合わせは同協会 電話0144(34)7050。



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