千歳・恵庭

千歳で道現代具象展始まる 道内巡回の歴史に終止符

(2017年 1/9)

道内ゆかりや招待の画家の作品が並ぶ会場=8日

 第10回北海道現代具象展が7日から、千歳市民ギャラリー(千代田町)で始まった。15日までの9日間、本道とゆかりを持ち、一線で活躍する画家たちの大作35点を展示している。10年間続いた道内を巡回する美術展は千歳開催で歴史に終止符を打つ。入場無料。

 同展実行委員会の主催。千歳市民文化センター指定管理者セントラルリーシングシステムなどの共催。今年度は昨年11月の神田日勝記念美術館を皮切りに12月の室蘭市民美術館、深川市アートホール東洲館で催した。

 千歳の一堂に集まった高質な作品群が心を打つ。今回は日本美術界重鎮の笠井誠一、野田弘志両氏をはじめ、青木敏郎(無所属)、市野英樹(二紀展)、中嶋明(独立展)各氏を招待作家とし、作品を寄せた道内在住の実行委員作家は計24人となった。

 千歳関係は教員時代に居住した伊藤光悦さん、千歳市出身の佐藤武さん。圏域出身者では苫小牧の髙橋橋正敏さん、鵡川町穂別の福井路可さんらが出展した。

 巡回展の前身は道内画家有志が興した1991年初回の「北の現代具象作家展」。その後に、構成メンバーとタイトルを変え、現在の現代具象展に至った。

 有志の活動を主導してきた伊藤光悦さんは「東京でできない画家団体の枠を超えた美術展を北海道でやり、見てもらおうと始めた」と回顧。道内ベテラン、新進問わない画家たちの切磋琢磨(せっさたくま)の場はいったん区切りを迎える。「一緒にやってきた仲間には強い絆がある。未定ではあるが、ここから何らかの新たな美術展につながっていけばいい」と語った。休館の10日を除く開催期間中、午前10時~午後6時開場。最終日は午後5時終了。問い合わせ千歳市民文化センター事務所 電話0123(42)5214。



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