千歳・恵庭

千歳市人口9万6384人 勢い続きあと600人

(2017年 1/7)

 千歳市の人口が、2020年度までの目標値に掲げた9万7000人に迫っている。住民基本台帳に基づく1月1日現在の人口は、昨年と比べて489人増の9万6384人。昨年3月に策定した「千歳市人口ビジョン・総合戦略~みんなで9万7000人プロジェクト~」を想定より早く達成する勢いだ。

 人口は昨年5月に初めて9万6000人を突破。月単位では増減しながらも増加傾向で推移し、11月1日時点で9万6425人、12月1日時点では9万6400人となった。市によると、出生・死亡による人口の自然増が毎年200人の水準となっており、全体数を押し上げている。

 市は第6期総合計画の個別計画として、人口増加を維持する千歳市人口ビジョン・総合戦略を策定。人口の増加を目標に掲げるのは、道内では千歳以外で当別町のみにとどまり珍しい。市では婚姻・出生率の増加、転入数の増加、転出数の抑制、交流人口の拡大を基本戦略とし、出産や子育て・教育、産業振興などに取り組んできた。

 人口増加の要因としては、企業誘致による雇用創出、子育て支援制度などの充実が挙げられる。市は「16年度は流通業務団地、美々ワールドに8件の立地があった。妊娠や出産に関する助言をする『ちとせ版ネウボラ』など切れ目のない子育て支援がプラスのイメージを定着させつつある。暮らし続けてもらうためには多角的な施策が必要」(企画部)とし「空港の民営化やホテルの建設ラッシュなどの経済情勢も追い風になっている」(同)とみる。

 17年は、同プロジェクトの展開戦略「人と人とのつながりを豊かにする場・取り組みの創出」として、若い世代を中心とした市民らによる企画会議の「(仮称)チャレンジスペース」を新設し、千歳の魅力の高め方を模索する方針。市が最重要課題とする人口増加への取り組みを加速させる考えだ。

 目標の9万7000人まであと600人強。市は「前倒しして目標を達成できると確信している。18年に差し掛かる頃には達成しているのでは」(同部)と話す。新たな目標は20年度末に作る最上位の総合計画に盛り込まれる見込みだ。



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