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苫小牧市立病院の新改革プラン案まとめる

(2017年 1/5)

 苫小牧市立病院(松岡伸一院長)は、2016年度から20年度までの5年間の「苫小牧市立病院新改革プラン案」をまとめた。経営改善のための各種数値目標を設定したほか、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、医療、介護などの在宅サービスを一体的に提供する地域包括ケアシステム構築に向けた役割などを示した。

 同プラン案は、総務省の「新公立病院改革ガイドライン」に基づき作成。入院収益アップへ、病床利用率を15年度の74・3%から段階的に高め、80%以上を目指す。これに伴い、入院患者1人の1日当たりの入院単価も15年度の5万6937円から5万9000円に引き上げ、収益改善を促したい考え。

 経費削減の一環で、ジェネリック(後発医薬品)の使用割合は、15年度の70%から国の目標値と同じ80%以上に設定した。

 地域包括ケアシステムの構築を見据えた機能も強化する。急性期を過ぎたが入院治療が必要な患者を受け入れる「ポストアキュート機能」、介護などと連携し、自宅療養や在宅ケアなどを促す「在宅・生活復帰支援」の機能に加え、在宅や介護施設で容態が急変した末期がん患者などを受け入れる「サブアキュート」を3本柱に、切れ目のない医療体制を目指す。

 救急医療や公立病院の果たす役割について理解を深めてもらう市民公開講座にも力を入れる。市や医師会と連携した生活習慣病の予防講座や、受診に伴う手続きを分かりやすく解説する講座なども開き、スムーズな受診につなげたい考えだ。

 院内に設置を検討している入退院に関する相談を受け付ける「入退院支援センター(仮)」の開設スペースの確保や、医師数の増加に伴う医局スペースの狭あい化解消も盛り込んだ。

 同プランは市のホームページや各コミセンなどで閲覧可能。同院は13日まで電子メールやファクスなどで市民からの意見を募っている。

 意見の提出先、問い合わせは同院事務部経営管理課 電話0144(33)3131。



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