千歳・恵庭

レーザー射ち合い演習 陸自北部方面隊が近接戦闘訓練

(2016年 6/14)

北海道大演習場で訓練に当たる第71連第4戦車中隊の90式戦車

 陸上自衛隊北部方面隊は今月、北海道大演習場恵庭・千歳地区で「近接戦闘訓練」を展開している。仮想の青、赤両部隊に分かれた戦車中隊が林や野原で実弾代わりのレーザー光線を照射し合って戦闘結果の判定を受け、能力の向上を目指す。

 第7師団をはじめとする師旅団の7部隊から延べ3000人が参加して6日に始まり、17日に終了予定。1991年から始まったAC―TESCと呼ばれる訓練方式だ。

 照射・受光装置を各車体や隊員の体に取り付ける。戦車は砲弾を発射すると疑似音と白煙を出す。照射された光線が受光装置に当たると「被弾」とされ、損耗・負傷の程度が即座に判定される。

 約120人の中隊単位で青、赤の対抗部隊同士に分かれ、主に「遭遇戦」の状況を訓練する。それぞれ高射機関砲といった車両や援護の対戦車ヘリなど他職種の増強を受け、広大な演習場を移動して索敵。中隊長が状況判断しながら、いち早く相手の機先を制し有利な展開に持ち込もうと戦いを仕掛け合う。

 訓練中の部隊の行動は車載する全地球測位システム(GPS)などで即時に統裁部と呼ばれる訓練センターが把握。「戦闘」の経過も演習場内の監視カメラなどで録画し、後の戦術研究に役立てる。

 ▽参加部隊 第71戦車連隊、第72戦車連隊、第73戦車連隊、第11普通科連隊、第2戦車連隊、第5戦車連隊、第7偵察隊



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