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【白老】イタオマチプ進水 アイヌ民族博物館

(2012年 4/30)

ポロト湖へ進水したイタオマチプ

 白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)は28日、昨年度新造した板つづり舟「イタオマチプ」の進水を祝う伝統儀式「チプサンケ」を同町のポロト湖畔で行った。

 イタオマチプは丸木舟の上に、遠洋での航海を想定し波よけの羽板を縄で結び付けた構造。白老ではカジキ漁に使われていたと伝えられている。

 同館での製造は5年ぶりで、樹齢約280年のカツラを職員が手作業で削り全長7メートル、幅0.5メートル、深さ0.7メートルの舟を半年がかりで完成させた。

 儀式では民族衣装を着た同館の研修生が「フッサ、フッサ」と魔よけの言葉を唱えながらササの葉で舟を払い、湖の神への祈りをささげ、舟にご神酒を振り掛けてからポロト湖へ進水。男性職員2人が力強くろをこぎ進むと、約100人の観客から歓声が上がっていた。

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