苫小牧のニュース

駒大苫小牧高校吹奏楽局とチアリーディング部 22、23日に被災地で応援公演

(2011年 12/6)

 駒大苫小牧高校(小玉章紀校長)の吹奏楽局とチアリーディング部の総勢60人は22、23の両日、岩手県立大槌高校(高橋和夫校長)や宮城県気仙沼市で公演に臨む。苫小牧市内の高校生が部活動の一環の復興支援として被災地入りするのは初。大槌高生徒たちとの交流やプロ歌手、奏者らとの共演も予定し、部長の杉浦華さん(3年)は「音楽の演奏を通じて少しでも元気を届けられれば」と張り切っている。

 「がんばろう東北」をテーマとした公演旅行。同局はこれまで、復興支援を目的とした慈善コンサートを6月に開くなど、市内での活動が中心。杉浦部長は「本当はすぐにでも被災地に行って、何かの力になりたかった」と言う。

 生徒たちの思いをくんだ顧問の内本健吾教諭は10月、3年生16人に東北公演を提案。決定を委ねられた生徒たちは、何度も討論し、「不安もあったけれど、みんなで復興を目指す人たちのためになりたいと気持ちを一つにした」(杉浦部長)。

 大槌高校では全校生徒296人に向け演奏。東日本大震災発生の3月11日、大津波に襲われた大槌町。同校は高台に位置して校舎は持ちこたえたが、家族や家を失った生徒がいたという。同局では生徒に元気を送ろうと野球の試合応援曲目を「大槌高校バージョン」にアレンジ。チアリーディング部と一緒に球場にいる感覚を表現したステージ演出をする。大槌高校吹奏楽部との合同練習などで交流も深めてくる予定。

 続く気仙沼市では苫小牧をはじめ3カ所に住む出演者がそろうことをイメージ。公演は「トライアングルコンサート」と銘打ち、市民向けに演奏する。同市の尺八奏者や宮城県南三陸町の歌手を交える他、心意気に賛同した同局と親交の深いプロ歌手らが友情出演する。

 「被災者はまだ大変な状況の中にいて、支援を必要としているはず」と杉浦部長。心を込めた演奏を届け、「私たちが行って感じたことを苫小牧で発信することで、支援の輪を広げたい」と話している。

 21日にフェリーで苫小牧を出発。22日に大槌高校、23日に気仙沼市で演奏会を行い、苫小牧には24日に戻る。

関連記事

powered by weblio