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【白老】アイヌ民族博物館でチプサンケ

(2011年 11/7)

新調された「チプ」が白老のポロト湖に進水

 白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)は5日、隣接するポロト湖で丸木舟の進水儀式「チプサンケ」を行った。

 丸木舟はアイヌ語で「チプ」と呼ばれ、サケ漁などに用いられた。今回は国のイオル(伝統的生活空間)再生事業の一環として、同館では4年ぶりに舟を新造。富良野産・樹齢250〜280年のカツラを素材に、職員が手作業で、長さ6.5メートルメートル、幅0.9メートルのイタオマチプを作り上げた。

 儀式には民族衣装を着た職員や来賓が参加。火の神、湖の神へ祈り言葉をささげた後、人間と神を仲介するへら状の祭礼具「イクパスイ」を使って舟にトノト(お神酒)を満遍なく掛け、いざ進水。フチ(アイヌ民族の老婆)らによる祝いの歌が響く中、舟をこぎだした先には紅葉を鏡のように映す湖面が広がり、儀式は幻想的なフィナーレを飾った。

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