苫小牧のニュース

苫小牧市の住宅着工65%減 過去最低に

(2010年 2/8)

 苫小牧市内の2009年住宅着工が、1224件にとどまった。08年比65.6%減。市が統計を取り始めた1969年以降、最も少ない。一昨年の世界的な経済不況をきっかけに一気に住宅投資が冷え込んだ。

 持ち家が405件で、29.4%も減った。04年から5年連続1100件超ノ貸家も大きく落ち込んで706件。41.3%減だ。分譲住宅も53件(43.1%減)にとどまった。社宅など給与住宅は62件あった。

 着工数ピーク(72年)の4分の1の水準だ。住宅投資に慎重なのは全国的な傾向ながら、特に工業都市・苫小牧は、自動車関連産業など製造業が多く、「雇用や賃金の不透明さに危機感を持ったため、積極的な住宅購入意欲をそがれた」と市建築指導課。先行き不安が着工数に直結した、との分析だ。

 苫小牧建設協会は、少子高齢化で生産人口が減っていると指摘し、「持ち家の着工世代が減っている。若い人が着工意欲を持てるような政策を」(久保良治専務理事)訴えた。