苫小牧のニュース

ウトナイ湖異変 まだマガン100羽

(2009年 12/21)

越冬地へ向かわず、ウトナイ湖にとどまるマガンの群れ

 結氷が進むウトナイ湖に、シベリア方面から南下してきた国の天然記念物マガンの群れがいまだに居残っている。年末。例年なら、とうに宮城県など本州の越冬地へ飛んで姿を消す季節だ。

 寒波で湖の大半が氷に覆われているのに、19日も北岸の水面に100羽以上のマガンの群れが身を寄せ合っていた。

 秋の渡りで飛来するマガンは例年、11月末から12月初旬ごろにウトナイ湖から姿を消す。春になると、北帰行で再び湖に立ち寄るのがいつもの行動だ。

 しかし、今冬はいまだに群れの一部がとどまっている。日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリの原田修チーフレンジャーは「雪が少なく、まだ餌が得られやすいせいかもしれない」と言う。

 ウトナイ湖では2006年から07年の冬、越冬するマガンが初めて確認された。サンクチュアリは「気温など天候次第では今季も越冬する可能性はある」と話している。