苫小牧のニュース
苫小牧沖にアホウドリ 野鳥愛好家が撮影
(2009年 11/3)
苫小牧沖で撮影されたアホウドリ(南波興之さん提供) |
絶滅危惧(きぐ)種に指定され、世界で2000羽程度と推定されている特別天然記念物のアホウドリが苫小牧沖で確認された。札幌市の野鳥愛好家、南波興之さん(26)が勇払マリーナのイルカウオッチングで沖に出たときに、1羽を撮影した。ウトナイ湖サンクチュアリは「非常に珍しい」と話している。
撮影したのは10月31日。北大野鳥研究会のOB10人とクルーザーで海鳥ウオッチングツアーに出発し、沖合約30キロの海上で発見した。ボートの間近で見られたといい、「本当に驚いた。多分回遊ルートになっているのでは」と南波さんは興奮気味に話した。
アホウドリは渡り鳥。夏にベーリング海周辺に生息し、冬になると日本近海に南下して繁殖する。国内では伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島南小島の2カ所で繁殖が確認されているだけという。苫小牧沖はその中継地にあるとみられる。ウトナイ湖サンクチュアリは、撮影されたのは繁殖期を迎えていない成長過程の個体だろう、と説明、「北海道周辺の太平洋で確認される可能性は低く、実際に見られたのはかなり幸運」としている。
南波さんは10月中に3回ほど同クルーズを利用した。「コアホウドリやオオミズナギドリなど30種類ぐらい見た」とし、苫小牧沖は道内有数の海鳥観察ポイント、とも話している。


