苫小牧のニュース
新型インフル流行に警戒
(2009年 8/20)
新型インフルエンザ患者が急増する中、医療機関や夏休み明けの学校など苫小牧地方の各機関も警戒を強めている。秋以降とされていた流行期は全国的に予想以上の速さ。今後、道内でも感染者が増える恐れがあるためだ。苫小牧保健所は「油断せずに予防対策を実践してほしい」と訴えている。
「発熱のある人は申し出てください」。苫小牧市立病院は、来院者に正面玄関で呼び掛ける取り組みを始めた。発熱があると、ロビーに設けた専用の受付場所に申し出てもらい、スタッフが一般患者とは別の待合スペースへ誘導する。他の一般患者との接触を可能な限り避け、院内感染を防ぐための対策だ。
本格流行に備えた国や道の指針に基づき、苫小牧地方でも10日から、原則的にすべての医療機関で患者を受け入れる形となった。市立病院も少数の患者しか診ることのできない「発熱外来」を休止し、新たな受け入れ態勢を整えた。
国は19日、流行入りを宣言した。感染者の死亡例も道外で発生しており、市立病院は「基礎疾患を持つ人など、重症化リスクのある患者に感染が広がらないよう、十分に注意したい」と話す。
他の医療機関も院内感染防止に神経をとがらせている。王子総合病院は、感染が疑われる患者と一般患者の接触を防ぐ対策を整え、流行期に備えている。苫小牧日翔病院でも、発熱などを訴える外来患者にマスク着用を求めるなど感染防止に努めている。
苫小牧保健所によると、定点観測の8医療機関からのインフルエンザ患者数の報告は、第33週(今月10~16日)で1人。全道的にもまだ本格的な流行に至っていない。しかし、夏場にもかかわらず、インフルエンザ感染者数は道内で徐々に増えつつある中で、「今後、苫小牧地方でも患者が増える恐れある」と保健所。「手洗い、うがいなど予防対策に努め、感染が疑われる場合は早めに受診を」と呼び掛けている。


