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【浦河】パラグアイに図書寄贈19年 町に感謝状
(2009年 9/12)
浦河町に、パラグアイ共和国アスンシオン日本人会と全パラグアイ北海道人会連合会から感謝状が贈られた。ブラジルとパラグアイで行われた北海道人ブラジル移住90周年とパラグアイ移住70周年記念式典(8月30日)に北海道訪問団の団長として出席した谷川弘一郎町長が受け取り、帰国した。
長年続く町からの図書寄贈に感謝するものという。1990年にアスンシオンの日本人学校にシルバー教師として赴任した浦河町の元小学校長中山昭三さん(故人)が、「日本語教育のために子供向けの本がほしいが、高価で買えないので応援を」と町立図書館に要請。当時の小学校PTA関係者と図書館で「パラグアイに本を贈る会」を設立し、浦河ロータリークラブも送料を寄付するなど本を贈る町民運動が今も続けられている。
この19年間で本の送り先はアスンシオン日本人学校のほか、北海道交流センター、日パ学院の3カ所になり、2008年までに贈った本は8272冊、ビデオテープも929本。
感謝状には「図書の入手が困難な当地において貴重な教育資材として活用され、教育成果に多大な貢献があった」(アスンシオン日本人会)「年々蔵書が増え、日本の本を入手するのが難しい当国では日系の方々に大いに喜ばれ大変有意義に利用されている」(全パラグアイ北海道人会)と書かれている。
谷川町長は、帰国後、町役場で贈る会の設立時から事務局を担当している前図書館長の小野寺信子さんに現地での様子や式典で感謝状を受けたことを報告し、小野寺さんは「町民のおかげです。浦河で読んだ本がパラグアイでも人を育てている。浦河文庫が生かされていることに感動しました」と話す。
町長が現地の子どもたち21人から託された寄せ書きにも紹介し、「いつもたくさんの本をありがとうございます」といった感謝の言葉や、「ドラえもんの本を贈ってほしい」「フルーツバスケットの本」「ナルト(漫画本)の本がほしい」「冬のソナタの日本語吹き替えビデオが見たい」などの要望が書かれており、小野寺さんは「最新の情報(要望)を知ることができて良かった。また、町の人の善意を(現地で)谷川町長にも見てもらえた」と話していた。
今年も秋の古本市から希望の本を選び、来年1月にはパラグアイに贈ることにしている。


