千歳・恵庭のニュース
樽前山が噴火! 想定して図上訓練
(2009年 9/11)
樽前山の噴火を想定した2009年度の千歳市総合防災訓練が10日、市スポーツセンターをメーン会場に行われた。市や自衛隊などの関係機関が連携して噴火による被害状況を図面で確認したが、情報伝達などで課題も浮き彫りになった。
市職員約200人をはじめ、自衛隊、隊友会、赤十字奉仕団などから約300人が参加した。2月の積雪期に樽前山が中噴火して周辺に降灰し、支笏湖温泉に宿泊客が滞在していることなどを想定した。
午前9時。噴火の情報と同時に山口市長を本部長にする対策本部や現地対策本部を設置。「人的被害を出さないことを最重点に万全な対策を」と市長の訓示で訓練がスタート。1階アリーナに総務や医療、建設など10の対策ブースを設け、ここに道路やライフライン、避難住民の情報が刻々と入る。それに基づいて「要援護者名簿は確認したか」「重症患者の受け入れは」「避難した住民は大丈夫か」などそれぞれの担当者が確認しながら迅速に対応を図った。
市社会福祉協議会や隊友会のボランティア本部は情報が入るのを待って「人数が足りないので要員の支援を要請する」とボランティアの派遣をかじ取りしていた。
自衛隊や日赤によるカレーの炊き出し訓練も行われ、参加者は万一に備えた心構えを再確認していた。
訓練終了後の研究会では、一つの情報がすべての対策部に伝わらないことから「情報が一方通行」「事務処理に追われる」などの意見が相次ぎ、課題の解決を図っていくことを確認した。


