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縄文時代の墓と副葬品を公開 柏木B遺跡展

(2009年 7/3)

 1977年に国内で初めて恵庭・柏木B遺跡から発掘された集団墓地「環状土籬(かんじょうどり)」の出土品を中心に、620点を一堂に集めた特別展が、恵庭市郷土資料館で開かれている。これまで札幌大学で保管されていたため、恵庭公開は初めて。

柏木B遺跡は、茂漁川左岸台地。5つの環状土籬が発掘され、第1号内側に21基、外にも23基の土坑墓が発見された。3200年前の縄文後期後葉の墓と見られる。環状土籬の発見当時は「縄文時代後期の特殊な墓地構造が判明した」と考古学会で話題を集めた。

 ひすい玉や儀式用の石棒(長さ30~70センチ)、石斧(せきふ)、漆塗りの弓などの副葬品が出土した。珍しい人面付き土器も。第Ⅱ地点からは、3000年前のカリンバ遺跡と同時代の列状群集墓と、玉や勾玉(まがたま)、漆塗りの櫛などの装身具が出土したほか、土偶や土製耳飾りなども多数見つかっている。

 茂漁川流域の柏木Bの高台では、約4000年の間、狩猟と採集生活を断続的に続けていたといい、郷土資料館は「祭祀として使われた14本の石棒は重要文化財級の遺物。環状土籬とその副葬品から縄文時代後期は社会構造と葬制が複雑な段階にあったことを示す」としている。

 特別展は8月30日まで。入場無料。公開は午前9時半から午後5時。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日と翌々日)、7月31日と8月28日も休館。