【白老】炭焼き、まき割り体験も

炭焼き体験で循環型森林資源への関心を高めた参加者
 白老町と苫小牧市、登別市と洞爺湖町を会場とした胆振広域連携ネイチャーイベント「地球温暖化防止に向けた薪炭利用の促進と里山再生事業―2008いぶりんぐSATOYAMAX」が30日から、白老町の炭焼きの里などで始まった。参加者は、炭焼き体験などを通して、環境保全への意識を高めた。
 町内外から約40人が参加。苫小牧での開会式後、まきバス「まき太郎」で白老町社台地区の大西林業「炭焼きの里」へ移動。炭焼きや倒木処理、まき割りなどを体験、炭焼き伝承者との交流を進め、同地区で昔ながらに行われている炭焼きの歴史に触れた。
 炭焼き体験では、窯から運び出された炭を手作業で並べ、炭焼きが里山産業として、循環型森林資源の活用方法として注目を集めていることなどに理解を深めた。また、明治から昭和初期にかけて使われた炭焼き場や「炭焼き馬車追いの再現」も見学した。
 31日は、登別市鉱山町のふぉれすと鉱山で、MOTTAINAIキッズ植林プロジェクトin登別に参加し植樹などを行い、里山産業「星しいたけ園」を見学。6月1日は、洞爺湖町の西山噴火口南口付近を会場に、「北海道洞爺湖サミットの森作り」町民植樹祭に参加するほか、伊達市北黄金貝塚公園で縄文文化を学ぶ。
 

まきで走るバスが萩野小に

萩野小に登場したまき太郎
 いぶりんぐSATOYAMAXに招かれた、まきバス「まき太郎」が白老萩野小(小笠原常雄校長、児童194人)にやって来た。
 まきバスは、木炭やまきを燃料とし、釜の中で燃焼させて発生した可燃ガスをパイプでエンジンに導き、空気と混合してシリンダー内へ吹き込んで、電気火花でエンジンを動かす仕組み。北海道中央バスが創立50周年記念事業として、戦後に庶民の足として活躍したまきバスを社員が復元。ガソリンエンジンとのハイブリッドで、まき45キロで平地の場合に約60キロ走行できるというル
 見学した児童は、車両後部から立ち上る煙と炭の香りに、「炭で走るんだ」などと話し目を丸くする姿も。車内は、床が板張りで内装にも木を使っており、昔懐かしい雰囲気。高学年が、まきバスを見学した後、萩の里自然公園までドライブを楽しんだ。
 

住民税を年金天引き 2009年10月から
 苫小牧市は、65歳以上の公的年金受給者から個人住民税を天引きする方針を固めた。実施は2009年10月から。関連する市税条例の改正を6月定例市議会に提案する。
 4月の地方税法改正を受けて導入する。65歳以上で年18万円以上の公的年金受給者を対象に、現在は自主納付の住民税を年6回の年金から天引きする。
 厚生労働省は23日に都道府県などを対象に説明会を衛星放送で行っており、天引きの目的を、高齢納税者の利便性と自治体の収納業務の効率化と説明している。
 税額は変わらない。厚労省が示したモデルでは65歳の2人世帯で夫の年金収入が200万円(世帯収入279万円)だと各種控除で住民税は非課税だが、年金収入225万円(同304万円)で住民税は年額1万8000円、300万円(同379万円)だと住民税は年額9万7000円と試算する。
 厚労省は、公的年金受給者のうち住民税の特別徴収(天引き)の対象者は2割強と推計し、苫小牧市は、6000人から7000人が対象になりそう。
 

【安平、むかわ】ホワイトアスパラの収穫がピーク

ホワイトアスパラの収穫がピーク=安平町追分地区
 胆振東部でホワイトアスパラの生産が盛んな安平町追分地区、むかわ町穂別地区で収穫作業のピークを迎えている。昔ながらの手作業で収穫し、みずみずしいアスパラを次々と出荷している。
 ホワイトアスパラの収穫は、5月上旬から徐々に始まり、5月下旬から6月にかけてピーク。アスパラ畑は畝ごとに40―50センチほどの土が盛られ、その間をかごを持って歩きながら、のみのような道具で土の中からスパッと切り出す。
 安平町追分旭の農家(65)は「グリーンと違って遅霜の影響もほとんどなかった」とにっこり。はた目からはまったく分からない目印≠目当てに、20センチぐらいに育ったホワイトアスパラを次々と掘り出す。取れたては生の丸かじりで味わえるほどの甘さで、「今年もいい出来」と作業に汗している。
 

赤字の穴埋めに牛肉密輸

 大阪の水産加工会社「藤田鯨販」が、苫小牧港から国産の高級牛肉を中国に密輸しようとした事件は、道警などのその後の調べで、社長の藤田陽彦容疑者(41)=関税法違反で逮捕=が中国でカニの販売を伸ばすため、中国・上海にある建設中の市場に入居しようと多額の出店費用を支払ったものの、工事の遅れで出店できず、その穴埋めとして密輸に手を染めたことが分かった。
 捜査関係者の話では、この市場は2007年4月に完成予定で、近くには地下鉄駅も同時に開通する計画だった。藤田容疑者は「絶対にもうかる」と2ブース分、約1000万円以上を支払ったという。しかし、工期の遅れで入居していない。
 藤田容疑者は、中国でのカニの販売が不振の上、業務拡大が裏目に出たため、ズワイガニのツメと密輸した国産牛肉を抱き合わせ販売することで販路を拡大し、赤字分を埋めようとしたという。
 

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苫小牧民報社