氷点下 短パン1枚で熱い応援

気合のエッサッサ踊りを披露した日体大スピードスケート部
 苫小牧市で開催されている第80回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)会場に、9日、短パン姿の応援風景が見られた。氷点下3度。見ている側がぶるっ。
 スピードスケート競技のハイランドスポーツセンター屋外リンク。日体大スピードスケート部が伝統の応援「エッサッサ踊り」を繰り広げた。上半身裸、短パン姿の男子部員が「エーッサッサ、エッサッサ」と、大きな掛け声を響かせる。100年以上前から日体大生の気合の象徴として受け継がれているという。重要な試合の時だけに踊る特別な応援ともいい、寒空に部員の心は熱い。
 スケート部にとって、苫小牧は第75回インカレで男子総合優勝を飾った思い出の地。中村航主将(4年)は「苫小牧にはすごくいいイメージがある。踊ることで少しでも仲間の力になったらと思うし、応援してくれる市民の皆さんにも楽しんでほしい」と話していた。
 インカレは9日午後3時半から、白鳥アリーナで閉会式が行われ、氷都を舞台にした熱戦の幕が下りる。
 

【白老】黒毛和牛の初競り 2日間に1800頭

黒毛和牛が道内各地から
 白老町社台のホクレン南北海道家畜市場で9日、黒毛和牛の初競りが始まった。10日までの日程で、生産者は5年連続の高値安定に期待を寄せながら動向を見守った。初日は1020頭が出陳された。
 昨年の同市場での取引は、前年よりも603頭多い1万9264四頭で、取引高は過去最高の80億4000万円に達した。2001年の米国産牛肉の牛海綿脳症(BSE)発生以来、黒毛和牛市場は高値で推移している。
 初競り前のセレモニーでは、ホクレン理事の中奥武夫JAむかわ代表理事組合長・日胆地区JA組合長会会長が「昨年は食の偽装などが社会問題になった中、黒毛和牛市場は前年を大きく上回る実績となった。資材の高騰や米国産牛肉の輸入緩和の影響もあるが、食の安全と安心に向けて、今後も質の高い生産に励みたい」とあいさつした。
 初競りは、仲買人らの一本締めでスタートした。道央、道南を中心に2日間で道内各地から1808頭が出陳される。道内だけでなく南は九州、四国など道外の仲買人も姿を見せた。
 

【むかわ】四季の館でフィッシュセラピー
手に吸い付くドクターフィッシュ
 むかわ町美幸の温泉施設・四季の館は試験的に、フィッシュセラピーを始めた。皮膚の古い角質を食べることで、ドクターフィッシュと呼ばれる熱帯魚ガラ・ルファをフロント横で飼育。「お肌も心も癒やされて」と、一回100円で利用を呼び掛けている。
 町外の愛好家からガラ・ルファ約30匹を借り受けて飼育。施設の中村照美さん(30)は「(ドクターフィッシュに)前々から興味があり、『やってみよう』となった」と話し、取り組みの期間などは「お客様の反応を見ながら決めたい」と話す。
 ガラ・ルファは水温約28度で飼っており、一回100円で水槽に手を入れてもらう。10分間ほどで肌はきれいになるようだが、手に吸い付く魚の姿に満足する人も多い。「(一回当たりの)利用時間は決めていないので満足するまでどうぞ」と呼び掛けている。
 

野鳥の会が弁天沼保全を道に要望

 日本野鳥の会(本部東京、柳生博会長)は8日、貴重な野鳥の生息地として知られる苫東地域内の弁天沼周辺の環境保全を、道に要望した。治水効果と環境保全の観点から、道が策定中の安平川河川整備計画に、弁天沼周辺の広い範囲を遊水地化するよう求めている。
 弁天沼は、苫東地域の中心部にある湿地。野鳥の会が2000年から鳥類調査を行ったところ、絶滅の恐れがある希少鳥類25種を確認。絶滅危惧(きぐ)種のシマアオジやチュウヒ、オオジシギなどの重要な繁殖地にもなっている。天然記念物のオジロワシやオオワシも姿を見せ、「ラムサール条約登録湿地ウトナイ湖に匹敵する希少な野鳥の生息地であり、生態系保全の観点からも大変貴重な地域」としている。
 一方で、弁天沼は、苫東の工業開発地域内にあるため、将来の開発によって貴重な自然環境が失われる恐れもある。
 要望書では、安平川河川整備計画の遊水地構想に、弁天沼周辺の広い範囲を遊水地に設定するよう求めた。治水効果のほか、希少鳥類が生息する湿地環境の保全や乾燥化防止につながる、としている。
 さらに、弁天沼周辺の湿地を鳥獣保護区特別鳥獣保護地区に指定するよう要望した。
 

石油コンビナートでも消防出初め

 苫小牧地区共同防災組織(水田清継代表)と出光自衛防災隊の合同出初め式が9日、苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所で行われた。
 防災組織は危険物を扱う臨港部の企業12社で構成。出初め式には隊員107人、来賓45人が参加した。松田浩司防災隊長が「無事故、無災害を誓う」と安全操業の徹底を宣言した後、消火活動の『三点セット』と呼ばれる大型高所放水車、化学消防車、泡原液搬送車が次々と出動。隊員は基本隊列や消防車からホースを延ばし、消火に至る基本動作を披露した。
 水田代表は「万一の備えとして、基本動作のしっかりした防災訓練を積み重ね、錬度を上げながら防災技術向上に努めよう」と訓示。来賓の岩倉市長は「一層の安全対策を講じ、事故のない操業を目指して」と激励した。
 苫小牧市消防本部の奥井繁昌消防長は講評で、「地道な訓練、点検作業が有事の際の知恵、知識になる」と話していた。
 

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苫小牧民報社