越えることができたか15のハードル

友人と合格の喜びを分かち合う受験生たち=千歳高校で
 道内公立高の入試合格発表が17日、一斉に行われた。
 千歳高では午前10時の合格発表前から、多くの受験生たちが正面玄関前に集まった。30分前から来ていた受験生は「合格を確信してます」と言いながらも、緊張した面持ち。発表直前には100人を超える受験生や保護者らが集まった。
 合格者の受験番号が記された掲示板が設置されると、受験生たちはこぞって受験番号を確認。自分の番号を見つけると「あった!」と飛び上がり、友達と抱き合う姿も。喜びの歓声があちこちで響きわたった。
 笑顔をはじけさせ、携帯電話のカメラで番号を撮影し、家族や友達にメールで送信。満面の笑みを浮かべながら電話で「受かったよ!」と喜びの報告をしていた。
 富丘中の石村香央理さんは「勉強が大変であせったこともあったけど、頑張って良かった。部活と勉強を両立させたい」。青葉中の前田孝仁君も「合格して最高の気分。高校でも努力を惜しまず頑張りたい」と高校生活への思いをはせていた。
 

アレルギー対応給食を考える会への説明会

 千歳市給食センターは15日、アレルギーを持つ児童の親でつくるアレルギー対応給食を考える会(広重真由美代表)への説明会を開いた。市内のアレルギーを持つ子供の現状や、学校給食でのアレルギー対応について説明した。
 考える会の会員8人が出席した。昨年12月に小中学校の児童生徒8500人を対象に行った食物アレルギー調査の結果を説明。約5%にあたる474人にアレルギーがあり、前回調査した2004年年の251人と比べ1.9倍に増えていることなどを報告した。
 アレルギー対応給食の実施については、現在の設備と人員では難しいとしつつ「センターとして何ができるか検討中」と回答。プリンをゼリーに、牛乳を麦茶に、など個別の代替は可能とし、その場合は栄養価や費用などの課題の検討が必要とした。
 会員からは「学校給食に不安を抱える親は多い。栄養士との相談会を実施し、悩みを聞いてもらいたい」との要望も。センターは「栄養士と相談し、会合の場を設けられたら」と答えた。広重代表は「(センターと)話ができてよかった。これからも意見交換をさせていただき、より良い方向を見いだしていきたい」と話していた。
 

保育士と卒業生が思い出話
アルバムを開いて思い出話が盛り上がった
 千歳市の市立保育所民営化計画に伴い、3月末で閉所となる千歳保育所(斉藤順子所長)で15日、卒業生や過去に勤務した保育士などゆかりのある人たちが集まり、旧交を温めるつどいが開かれた。
 同保育所は1954年に開設、当時の定員は60人だった。61年に増改築、定員も120人に拡充し、79年から障害児保育、99年から延長保育を始めるなど、時代とともに変わる市民の要望に応えたてきた。
 2008年度から民営の千歳春日保育園に、園児や職員の一部を引き継いで役割を終える。
 54年間の歴史の中で保育所を卒業した人、保育士として勤務した人など約50人が集まり、再会を喜んだり懐かしい思い出を語り合ったりして交流した。35年前の卒業生で現在も市内に住む五十嵐克敏さん(42)は「改築前の建物は木造で薄暗くて寒くて、今の建物に改築された時は暖かさに感動した」と当時を振り返り、集まった同期の3人と昔のいたずらや学芸会の時の思い出話などに花を咲かせた。
 

新千歳空港に実験用雪山

 除雪した雪を夏まで保存し、新千歳空港ターミナルビルの冷房に活用しようという雪を利用した環境施策(クールプロジェクト)の実験用の大きな雪山が空港内にお目見えした。
 新千歳空港では、冬場に大量に使用される防除氷剤などを含む雪が、周辺河川の汚染を招いていると指摘された。このため雪山をシートなどで覆い、雪解けを遅らせることで融雪期に雪解け水が一気に流れ出さないようにして、生物化学的酸素要求量(BOD)を低減させるという対策をまとめている。
 この雪山を夏場まで保存し、ターミナルビルなど空港施設の冷房にも活用しようというのがクールプロジェクト。昨年12月に北大大学院の渡辺義公教授を委員長に12人の委員で構成する検討会が発足。1月の委員会では雪山を覆う被覆材をウッドチップを用いたものと、バルーン型のものに絞り込んでいる。
 実験用に造られている雪山は底辺が30メートル四方、高さ8メートルのものが2つ、底辺が100メートル四方、高さ15メートル程度の1つ。
 小型の雪山は、3月中にそれぞれチップ型、バルーン型の被覆材で覆い、夏場までかけて保温効果などを検証する。大型の雪山では、雪解けを遅らせることで調整池のBODが低減するかどうかを確認する。さらに6月中旬からは北海道洞爺湖サミット向けに空港構内に設けられるプレス棟の冷房実験にも活用することにしている。
 

千歳科技大で卒業式

 千歳科学技術大・大学院学位記授与式が15日、大学講堂で行われ、光科学部210人、光科学研究科博士前期課程22人、後期課程2人の卒業生1人ひとりに、雀部博之学長から学位記が手渡された。
 雀部学長は「この千歳のキャンパスで学んだ技術と知識に加え、打たれ強く着実に歩を進め『鈍感力』を身に付け、人と人との関係を大切にして歩んでほしい」と式辞を述べ、卒業生代表の田中俊輔さん(物質光科学科)は答辞で、「高度な勉強や研究で壁にぶつかった時、先生方や同期の仲間、周囲の人たちの支えで乗り越えることができた。この大学で学んだ知識と経験を忘れず、困難に立ち向かってまい進していきたい」と決意した。
 卒業生234人は既に全員進学、就職などの進路が決まっている。大学は今年開学10周年の節目を迎え、新学部・新学科体制に改編される。
 

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苫小牧民報社