恵庭の吉田農場に「夢の塔」

完成した「夢の塔」を前に笑顔の三城さん(右)と吉田さん
 恵庭市穂栄の吉田農場に、童話の世界のような夢いっぱいの風景を描いた「夢の塔」がお目見え。収穫に訪れる観光客の目を引いている。
 虹と太陽、水色の空にぽっかりと浮かぶ白い雲、花の小山に続く小道、虹に向かって伸びるツルや七色の玉を抱えるアリ、2羽の幸せの鳥などぬくもりを感じさせる絵が豊かな色彩で描かれている。
 「訪れる子どもたちに夢のある絵を」と農場の吉田俊二さん(58)が、札幌在住のアーティスト三城喜代美さん(40)に依頼。高さ3メートル、直径1.6メートルの送水管をキャンバスに、ペンキとアクリル絵の具で仕上げた。
 「平和と希望をイメージしました」と三城さん。「固定概念にとらわれず(絵を見て)自由に感じてほしい」といい、「子どもたちもたくさんの色を見て心豊かに育って」とも。吉田さんも「最高の出来栄え。ここまでイメージが膨らむとは」と目を細める。
 「夢の塔」には扉があって中に入ることができ、円形窓では記念撮影も可能。お披露目は19日の農場収穫祭で。
 

新千歳空港ラッシュ夏の陣

帰省や観光客らでにぎわう新千歳空港の到着ロビー
 夏休みを道内のふるさとや観光地で過ごそうという人たちのラッシュが11日、新千歳空港でピークを迎えた。
 航空各社によると、今年のお盆の混雑は、羽田など本州方面からの到着便が10日から始まった。空港ターミナルビル1階の到着ロビーでは、大きな荷物やお土産を抱えた家族連れらでにぎわい、出迎えの祖父母らと久しぶりの再会を喜ぶ光景があちこちで見られた。
 岐阜県から来たという夫婦は「愛知県に住む長男夫婦、大阪の二男夫婦と一緒です。大人6人子ども3人で13日まで道内を旅行します。孫が楽しみにしている旭山動物園がメーンです」と話し、初日に宿泊する定山渓温泉に向かった。
 Uターンラッシュは15日から19日までと分散している。
 

台湾・高雄市に「北海道百貨」オープン
 新千歳空港ターミナルビルを管理運営する北海道空港のグループ会社が台湾・高雄市内のショッピングモールに出店した「北海道百貨」が10日オープンした。物産や飲食、観光など北海道の魅力を紹介する店舗で、初日からにぎわった。
 ショッピングモールは台湾の食品製造、流通、小売業最大手の統一企業グループが5月にオープンさせた「夢時代」。地下2階地上9階で、売り場面積25万7000平方メートル。アジアでは最大規模を誇る。
 北海道百貨は地下1階。同グループの要請で、北海道空港の子会社、耕人舎が100%出資する現地法人を設立して開設した。物販260平方メートル、飲食480平方メートルなど店舗面積は約1000平方メートル。物販は菓子、水産、雑貨、甘味テークアウト、催事の6部門に分け、177席を設けた飲食部分にはラーメン、海鮮丼、焼き物、スープカレー、甘味どころを提供する。
 オープン初日は、宝箱の中から北海道の海の幸であるカニやエビなどに扮(ふん)した子どもたちが出てきて踊りを披露する「宝箱開け」、鏡開きなどのセレモニーも行い、物販部門を中心に買い物客でにぎわった。
 

不審な電話 ご用心

 「厚生労働省社会保険局を名乗る電話がかかってきた」。千歳市で、こんな不審電話相談が相次いでいる。市民からの相談既に7件。全国的に相次ぐ不審電話と同様の内容で、市は注意を呼び掛けている。
 電話は自動音声で、「医療保険特別補助金7万3265円の振り込み期日がきょうになっている。担当者につなぐので9番を押して」という内容。直接電話に出たり、留守番電話の録音を聞くなどした市民から「どうすればいいのか」と市への問い合わせが相次ぐ。
 被害は出ていない。市は「音声通りにダイヤルの9番を押させることで、電話番号や銀行口座など個人情報を引き出す目的があるのでは」とみている。
 厚労省によると「社会保険局」を名乗る不審電話は、昨年11月から今年4月までに全国で159件報告されている。同省がそのような電話をしている事実はなく、「社会保険局」という機関も、医療保険特別補助金も存在しないという。
 市役所窓口に相談に訪れた女性(63)は「夫が病気で入院中。医療保険に関すると聞いてびっくり。心配で相談に来ました」と不安な胸中を語った。
 

下水道使用料で新たに17棟の賦課漏れ

 千歳市内の未水洗の17棟で下水道に接続していながら、下水道使用料を徴収していないことが明らかになった。賦課漏れが原因で、時効が成立していない2002年度から現在までの総額は130万6000円。市水道局は対象世帯を訪問しながら支払いを求めている。
 市議会建設常任委員会で市が報告した。市水道局によると、今年2月に37棟で賦課漏れが見つかったが、未水洗の家屋については雪解けを待って下水道への接続状況などを調査。排水設備台帳と照合を続けてきた。
 市によると、下水道使用者から出された使用開始届が、施設管理課や料金課での未確認、通知漏れに加え、電算データ入力の誤りが賦課漏れの原因になったという。市水道局局員が対象家庭を訪問し、おわびしながら納入を求めている。
 市は、使用開始届を複数の職員でチェックしたり、使用開始届の保存期間を5年から永年に見直したほか、年1回実態調査を行うことにした。
 本宮公営企業管理者は「対象世帯や市民の皆さんにおわび申し上げます。事務処理と接続状況の徹底で市民の信頼回復に努めたい」と陳謝した。
 

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苫小牧民報社