薬剤師会が市民薬局建設へ 防災機能も

 苫小牧薬剤師会(三上俊一会長、会員188人)は、苫小牧市清水町で10月開院の苫小牧市立病院付近に、災害時の薬品供給センターの機能も担う市民薬局(仮称)を設置する。近く着工、薬剤師会と会員出資の株式会社が運営する。災害時薬品類も備蓄、5月中にも市と防災協定を結ぶ。
 市民薬局は苫小牧地域のセンター薬局に位置付け、通常は主に市立病院の外来患者に薬を提供。地域の薬局各店の医薬品の備蓄機能も担い、各店の必要に応じて供給する。また、公的機能として、災害時用薬品の備蓄・供給センターとしての役割も担う。薬剤師会が仕入れた医薬品を市民薬局の施設内に保管し、地震や噴火など災害発生時に被災者へ薬を供給する。災害時に被災地へ薬剤師の派遣も検討する。
 さらに、市民や各薬局向けの研修会、ホームページを通じた新薬など医薬品の情報提供をはじめ、薬剤師や薬科大学生の研修、実習の受け入れも。
 市民薬局は、薬剤師会が昨年4月に設立した苫小牧市民薬局株式会社が運営する。薬剤師や事務員など約20人を雇用し、薬局運営に当たる。建設地は、市立病院そばの市有地730平方メートル。鉄骨造り2階建て、500平方メートルの建設になる。8月末完成予定。
 

春は紫 エゾムラサキツツジ

花を開かせ始めたエゾムラサキツツジ
 苫小牧市内の道路や公園で、街路樹のエゾムラサキツツジが咲き始めた。春の街を彩っている。
 表町の市道沿いが早かった。春の陽光を浴びて薄紫の花びらを開かせ、道行く市民やドライバーの目を楽しませている。街路樹のほか、住宅の庭でもエゾムサラキの花があちこちで。赤いエゾヤマ、ピンクのヨドガワ、白のトキワなど他のツツジ類もそろそろだ。
 サクラやモクレンなど高木の開花ももう少し。市民のプランターづくりも始まり、街は日増しに花の香りに包まれていく。
 

【厚真】登別温泉に選ばれた厚真産米「ななつぼし」
 胆振東部の米どころ・厚真町が誇る、さくら米「ななつぼし」がこの春から、登別市の老舗温泉旅館・第一滝本館で採用された。JAとまこまい広域(浅野勝善組合長)が展開してきた販売促進が実を結んだ。
 地産地消、都市と農村の共生を掲げる広域農協は、売れる米づくりをマーケティング戦略に掲げ、昨夏からコメの販売促進に着手した。地元の企業や施設、関係団体を中心に、道内各地を回って直接取引をPR。これが奏功した。農協の2005年産米出荷9800トンのうち、一等米比率は97.3%に達し、厚真産に限れば99.9%。自慢の良品質が決め手となった。
 第一滝本館では、コメは厚真産を含め、道内三産地と直接取引している。「産地にこだわるお客さんが増えてきた」ことが理由で、コメを採用するためサンプルを炊き比べ、試食するなど厳しくチェックしている。厚真産ななつぼしについて、「問屋から仕入れしたこともあり、とてもいいコメというのは知っていた」とし、「産地との直接取引でアピール度も高くなる」。ななつぼしは年間10トンほど消費したいという。
 

【白老】シカ肉「喰ったら!バーガー」いかが

 白老町虎杖浜の倶多楽湖レイクハウスが、レイクリゾート(奥寺建夫社長)の経営に変わり、オープンした。エゾシカ肉のハンバーグ「喰ったら!バーガー」を名物メニューに、自然景観と野性味を全面に売りだす。5月末には恒例のチップ(ヒメマス)釣りも解禁する。
 水質、透明度ともに全国一、二位の倶多楽湖は手付かずの自然が魅力。唯一の観光施設がレイクハウスでレストランと貸しボート経営をしている。昨年まで道南バス系列会社が運営していたのを同社が引き継いだ。
 奥寺社長はNPO法人北海道野生動物レンジャーの代表。農林業に被害をもたらしているエゾシカの捕獲と、資源としての活用を目的に設立され、自然に調和した適正な頭数管理を目指す。捕獲したシカは奥寺さん経営の川村重機(本社登別市)に併設したシカ肉専用の食肉処理場で精肉にし、主に首都圏へ出荷している。
 野生のシカ肉を適切な処理でおいしく味わえるように、と、NPO法人を通して正しい狩猟法を普及。一方で、太陽グループレストランの池田洋二総料理長の協力を得てシカ肉ハンバーグを開発。ミンチ肉130グラム特製スパイスで風味づけ、ソースで味付けし、新鮮野菜を挟んで一個400円。
 奥寺社長は「地元の人だけでなく本州からも訪れる観光客に、倶多楽湖の大自然と野生の味覚を堪能してもらいたい」と話している。
 

【新ひだか】三石地区でも農産品直販店オープン

 新ひだか町三石地区の農家21戸が参加して新鮮な採りたて野菜などを直販する「菜・花」が、同地区鳧舞の道の駅「みついし」の向かいにオープンした。
 ほとんど都市部に送られるの同地区生産の野菜や花き類を、地域の人たちや観光客にも知ってもらおうと、初めて開設された。場所は国道沿い。朝採りのアスパラやホウレンソウのほか越冬ネギ、レタス、ミニトマトの苗、山菜、カラーなどの花き類合わせて約30種。市価の2―3割安で、いずれも生産者の写真入りカードが添えられている。
 初日の1日は午前9時のオープン前から町内の主婦らが詰め掛け、並べた野菜が品切れになるほどの人気。その後も好調で「新鮮でおいしい」と連日訪れる主婦もいるほどだ。
 会長の河合博文さん(49)は「市場価格が下がると、コスト面で出荷できないものも出てくる。それを活用した販売で、農家のかあさんたちも張り合いがでます。今後は仲間、品数を増やしていきたい」と話している。
 販売時間は午前9時から午後5時まで。無休で10月末まで開設。問い合わせは直販所 電話0146(37)6116。
 

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苫小牧民報社