【浦河】谷川町長が実績訴え5選
27日に投開票された浦河町長選挙で、現職の谷川弘一郎氏(70)が新人の池田拓氏(54)、吉田昌治氏(65)を破り、5選を果たした。谷川町長は軽種馬産業や地方競馬の振興に全力を挙げるほか、道の支庁再編成に反対する姿勢を打ち出した。
大勢の支持者が集まる選挙事務所でだるまに目を入れた谷川町長は、報道陣の質問に、軽種馬と地方競馬の振興を第一に掲げ、「マーケットを確保しながら軽種馬振興を図っていく」とした。争点にもなった日高東部3町の合併問題については「3町の住民合意が前提」とした上で、「当面は合併しない」とこれまでの方針を強調した。道が打ち出した支庁再編成案についても「(廃止対象となっている)7支庁が連絡協議会を設置して、再編成に反対していく」とし、「北海道は広いので、支庁とのパートナーシップは必要。道も財政は厳しいだろうが、支庁の権限だけは残してもらう」と述べた。
|
| |
【追分】厚沢部の小学生がニワトリ処理を体験
 |
| ドキドキ、オドオド。羽をむしる児童たち |
ニワトリの解体を通して肉を食べる≠アとを考えようと、桧山管内厚沢部町の小学生が、追分町旭の農業、小路健男さん(41)の農園を訪れた。1人1羽ずつ生きたニワトリをさばいて加工、調理する作業を体験。食べるために、生あるものの命を奪う現実に触れ、食べることの意味を考えた。
訪れたのは、鶉小学校(佐藤昇校長、児童27人)の5、6年生児童8人。同校は「生命の根」プロジェクトを掲げ、今回は肉をテーマに、有機栽培、循環式農業に取り組んでいる小路さんの協力で、見学を希望した1人を除いてニワトリの解体から、調理までを体験した。
児童たちは、小路さんの指導を聞きながら、ニワトリの頚(けい)動脈を恐る恐る切って絶命させた後、血抜きをし、湯をくぐらせて羽毛をむしった。包丁を使って関節を中心に切断し、モモ肉、手羽、ささ身などに切り分けた。
初めは恐れと残酷感で言葉少なだったものの、現実を受け止めて次第に慣れるとにぎやかに。鶏肉の解体作業に入ると、刃物を使うこともあって作業に深く集中した。手順や違うところを刻んだり、戸惑いながらも、慎重にニワトリをさばいた。
6年生の板坂玲奈さんは「初めは怖かったし、食べるのはかわいそうと思った。苦労した」。五年生の菅原悠奈さんも「怖かったけれど、解体は途中から面白くなった。食べるのは楽しみ」と話した。この後、児童は、ささ身の刺し身など新鮮な鶏肉でしか味わえない料理に舌鼓を打ちながら、自らさばいた特別な鶏肉料理を満喫。同校ではこの体験をもとに「食べる」ことの意味を深めていくという。 |
| |
はなぞの幼稚園に道教育公務員弘済会奨励賞
苫小牧市立はなぞの幼稚園(後藤邦昭園長)が、北海道教育公務員弘済会主催の研究助成論文の学校部門で特選(奨励賞)に選ばれた。園児の生きる力をはぐくむことを主眼に置いた教育実践が評価された。
はなぞの幼稚園は、地域と家庭の連携を重要視した実践教育を展開。老人ホームでのイベントに参加するほか、散歩の一環で園児らが施設を訪れてお年寄りと交流したり、小学生などが気軽に園に立ち寄れる態勢を整えるなどで地域との連携を図っている。園生活を豊かにするために、世代をまたいだ触れ合いの機会を増やすのが狙い。家庭との連携では、園内ボランティアという形で、母親たちが縫い物の指導員として園児の保育に参加している。
同共済会は、学校教育の研究活動への助成を目的に、道内の学校から「学校の実態を踏まえ、明日の教育を考える」を共通主題とした論文を個人、団体から募り、今年は、団体に101点、個人に15点の応募があった。
後藤園長は「園児たちが自主、自立の精神を養っていけるように、今後も支援態勢を充実させていきたい」と話している。
|
| |
視覚障害の江尾さんが画集発行
視力障害に負けず絵画に情熱を注ぐ苫小牧市花園町の主婦江尾郁子さん(65)が、画集「私の想い出つづり」(A4判、95ページ)を出版した。
とまみん印刷センターから発行した。「心の目」で描かれた逸品は感動を呼ぶ。
旭川出身の江尾さんは子供のころから弱視だったが、苫小牧で結婚、出産した子の寝顔を鉛筆画にするのが楽しみになった。長女承子(よしこ)さん(25)の成長に合わせて水彩、油彩と画域を広げ、家族旅行で体感した風景や身近な植物を作品にしてきた。
画集は、承子さんの勧め。70点余りが収録された。北大苫小牧研究林に訪れた春、清涼感あふれる美笛の滝、残雪の旭岳。みずみずしいタッチで描かれたサクラ、アジサイ、フクジュソウの花々。巻中には、やはり視力障害者の夫清さん(60)=鍼灸(しんきゅう)治療院経営=に励まされながらの創作活動の様子や手ほどきを受けた画家鈴木善公さん(80)との出会いもつづられている。表紙は幼いころの承子さんの笑顔が飾る。
病状の悪化で郁子さんは現在、右目の視力はほぼ失い、左目も視力0.01―0.02。キャンバスに目を近付けて描く。全体の構図や遠近感の表現にも苦労するが、持ち前の明るさで克服してきた。初の画集に「原稿は2年掛かり。かわいい子が一人増えたよう」と喜んでいる。
画集は税別3800円。苫小牧ブックセンター(サンプラザ内)、ブックメイトまるぜん(イトーヨーカドー苫小牧店内)、志方カメラの市内各店で扱っている。 |
| |
行財政改革推進へ市長、議会、市職労に提言
苫小牧市政に提言する市民の会(瀬尾清代表)が28日、桜井市長、市議会、市職員労働組合に提言書を提出した。職員給与5%削減などを求め、瀬尾代表は「市民の視点に立って行政改革を」と強調した。
提言は▽議員報酬5%の削減▽議員定数の若干減▽職員給与5%の削減▽職員定数の見直し▽ごみ収集の民間委託▽学校給食事業の民間委託▽市営バスの民間委譲の実現を求めている。「市長も議会も職員も市民の視点に立ち、痛みを共有して、まず内部改革の徹底を」と訴える。さらに、市議会各会派に、市財政への認識や財政危機の打開策など意見を求めた。回答内容を、市民に周知するという。
市民の会は15日に旗揚げ、各町内会の幹部や中小企業の経営者を中心に、副代表62人・外幹事180人が集まっている。進まぬ行財政改革を憂慮し、「市長、議会、職員が一体となって、市政に取り組んでもらいたい」として設立した。
市民の会は30日から受信専用ファクス=0144(75)7883=を設置。市民各層の声を集め、今後も提言を続けていく方針という。 |
| |