初水揚げは3.4トン 胆振太平洋の毛ガニかご漁

苫小牧漁協の毛ガニかご漁がスタート
 胆振太平洋海域の毛ガニかご漁が11日から始まった。苫小牧漁協(和嶋喜治雄組合長)からは16隻が出漁し、3.4トンを水揚げした。大型のカニが目立ち、漁港は活気づいた。
 午前2時ごろ出港して沖合の漁場にかごを投入。8時すぎから順次帰港し、漁船内のいけすから毛ガニをケースに移して市場に運び込んだ。漁獲量は上々。和嶋組合長は「型もいい。油価や餌の値段が高騰しており、あとは値段」。生きのいい毛ガニが次々と市場に運び込まれるたび、明るい笑顔が飛び交った。
 価格は甲羅10センチ以上の大型が4230―4011円、9センチの中型3280―2200円、8センチの小型は2001―1539円だった。
 今季の胆振太平洋海域(室蘭―鵡川)の漁獲限度量は前年比4.3%減の198トン。苫小牧漁協の割当量も2.6トン減の57.6トンとなっている。漁期は8月13日まで。
 

【三石】はねる魚に都会っ子ら目を丸く

地引き網には魚がいっぱい。大喜びの子供たち
 札幌など都市の親子が、三石町の海岸で地引き網漁を体験した。日高中部圏観光振興協議会が実施した観光体験ツアーで、子供たちの大半は地引き網漁初体験。網にかかった魚に大喜びしていた。
 協議会は新冠、静内、三石町の観光協会がメンバー。「都市の親子に日高圏の魅力を再認識してもらおう」と、7月の土曜、日曜日に、2日間の地引き網漁、磯遊び、乗馬体験、牧場見学の観光体験ツアーを企画した。
 初回の9日からのツアーには札幌市と江別市の親子8組26人が参加した。ひだか漁協の協力を得て地引き網漁が行われたのは三石町鳧舞の海岸。漁船2隻で網をかけ、親子が「よいしょ、よいしょ」と声を掛け合って引き揚げた。網が揚がると、中にはアカハラや高級魚のマツカワなどが入っており、子供たちははね上がる魚にびっくりしながらも大喜び。札幌から参加した親子3人は「街中にいても地引き網は体験できないので、家族で参加することにした。初めてのことで子供も大喜び。とても楽しい」と話した。
 観光体験ツアーは16、17日と、23、24日の土曜、日曜日にも行われる。
 

着ぐるみで日本一周 苫小牧へはウサギ姿で
ウサギ姿で苫小牧を歩く城戸さん
 徒歩で日本一周に挑戦している城戸健司さん(38)=福岡県久留米市=が、苫小牧入りした。サンダル履きで、苫小牧での衣装はウサギだった。
 城戸さんは昨夏、家電メーカーに勤めながら徒歩で日本縦断に成功した。今回の挑戦は日本一周。北海道をまず回り、本州を日本海側を南下し、太平洋側を北上する計画という。沖縄にも足を延ばし、日程は16カ月。仕事を辞めて挑んでいる。
 6月17日に福岡をたち、本道巡りは18日、函館でスタートを切った。羊蹄山に登ったりしながら、9日に苫小牧へ。国道36号沿いに歩き続けた。
 自称「着ぐるみ冒険家」。パンダとウサギの2種類を着替えながら旅を続けている。背中の荷物は30キロを超え、「一日25キロを目標に歩いている」という。
 苫小牧では「(中心部までの道で)手を振ってくれたり、写真撮影を求められたり。差し入れもありました」と笑顔を見せ、好印象を持ったよう。
 

苫小牧店存続へ再要望も丸井今井の考え変わらず

 苫小牧市、市議会、苫小牧商工会議所、市商店街振興組合連合会の4者は11日、苫小牧店など3店舗の閉鎖を含む経営再建計画を発表した丸井今井本社(札幌市)を訪れ、苫小牧店の営業存続を再度要望した。
 桜井市長、守屋議長、阿部副会頭、佐藤市商連理事長らが柴田哲治社長を訪ねた。面談後、桜井市長は「とにかく店舗を存続してほしいと訴えたが、柴田社長は、現在の状況では存続はできない、いろいろな可能性を探ったが取るべき選択肢はないという答えだった。最初に要望したときは、閉店については何も決まっていないとの回答だった。その次に10月閉店で決定しました、動かすことはできない、では納得できない」と丸井今井の対応に不信感をあらわにした。
 また、市長は「10年前、『老舗の丸井今井です。すぐに撤退などしません』といって苫小牧店に出店した。10年の間に鶴丸百貨店が閉店。老舗の責任を十分に果たしてほしい。どうしても閉店ということなら、働いている苫小牧市民のことを考えてほしい」と話し、閉店後の対応や雇用面で責任を果たすことを要望した。
 

樽前山ろくの復興に参加して

 林野庁道森林管理局は、昨年9月の台風18号で被災した樽前山ろくの復興に、ボランティアの力を期待し、参加を呼び掛けている。苫小牧市内の被災国有林の一部を、企業や学校、市民グループなどに提供し、苗木の植栽や下刈り、保育などの森づくり作業を継続的に行ってもらう。
 場所は、苫小牧市丸山の勇払川付近の国有林約10ヘクタール。被災した森を管理する胆振東部森林管理署(白老町)と森林整備協定を結んだ団体に、活動のフィールドを提供する。作業面積は希望に応じるが、最低0.1ヘクタールを基本にしている。作業期間は、被災木の搬出や地ごしらえが終えた後、来年春から5年以内。森林管理署と協議の上で更新もできる。
 植栽木はエゾマツやトドマツ、ミズナラなどの針葉樹、広葉樹。苗木の選定や植栽方法はある程度、ボランティア側に任せ、風害に強い多様性のある森を育ててもらう。植栽に限定せず、種まきも可能とし、管理署職員が技術サポートする。苗木の購入費など一連の作業にかかる経費は、ボランティア団体負担になる。
 参加団体を8月31日まで受け付けている。問い合わせ、申し込みは道森林管理局指導普及課 電話011(622)5245。
 

ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
苫小牧民報社