かえって渋滞? 矢印信号機

矢印表示に改められた信号
 苫小牧市内の通称バイパスの信号機が変わった。矢印表示への変更だが、これがドライバーに不評だ。「スムーズな流れを阻害した」と指摘し、「開かずの交差点」との声も。道公安委員会は「安全対策を考えた」と説明しているが…。
 同市木場町の道道苫小牧環状線の丁字路交差点。「青、黄、赤」の3色点灯方式から、常時「赤」点灯のまま進行方向を矢印表示する方式に変わった。運用は3月23日から。
 問題となっているのは市西部方面から、JR苫小牧駅北口方面に右折するケース。「以前は青信号で対向車がなければ右折できたが、矢印が右折表示にしか通行できず、渋滞を招きかねない」との指摘だ。
 表示時間は通常20秒間。朝のラッシュ時(午前7時半―9時)は渋滞を避けるため25秒間しているものの、右折表示の間に安全確認しながら通行できるのは10台程度といい、直進車両を横目に、運転者のイライラが募る。
 信号機の改善は、昨年10月に右折車両と対向車両との間で発生した死亡事故がきっかけ。中央分離帯の植樹木の一部除去と併せて信号機も見直された。矢印表示は「事故防止対策を第一に考えてにした。出合い頭の事故は抑制できる」というのが理由だ。道公安委は「安全対策と円滑な交通とのバランスが難しい」としながらも、「実施したばかりなので、しばらく様子をみたい」と話している。
 道路管理者の室蘭土現苫小牧出張所も「現場の実態調査をしたい」という。
 

臨海東通りのアンダーパス開通し1000人が渡り初め

住民1000人が渡り初め
 JR室蘭本線をくぐって苫小牧市沼ノ端鉄北と鉄南地区を結ぶ幹線道路、臨海東通りアンダーパスが1日、開通した。沼ノ端4町内会の住民がテープカットや渡り初めをして祝った。
 開通したのは沼ノ端163の明野南通り交点付近から沼ノ端614の道道上厚真苫小牧線交点まで延長730メートル。このうちアンダーパスは345メートル。道が地域要望を受けて2000年度から38億円かけて建設していた。36メートルの道路幅の両側に歩道と、植樹帯を確保。アンダーパスは道幅24メートルで、歩・車道を区分して歩行者や自転車も安全に通れるようにした。
 記念セレモニーに、周辺住民1000人以上が集まった。星野邦夫沼ノ端中央町内会長が4町内会を代表してあいさつ。発展する沼ノ端地区の状況に触れながら「沼ノ端は2年後には人口2万人の地区になる。アンダーパス開通でJRを挟んだ南北が一つにまとまりやすくなり、今後も力を合わせていこう」と話し、町内会代表や来賓8人がテープカットした。
 また、勇払千人太鼓の華やかな演奏や沼ノ端消防分団が勇壮なまといも披露。参加者全員がアンダーパスを歩いて渡り、完成した北と南を結ぶ連絡道路の開通を喜んだ。
 臨海東通りは、沼ノ端230の国道36号を起点に、市内勇払の海岸線までを結ぶ延長6460メートル。苫小牧西港と札幌方面を結ぶ連絡道路としての役割も期待されている。
 

【鵡川】ホテル四季の風がオープン
 鵡川町の四季の館の温泉宿泊施設「ホテル四季の風」が、1日から営業を始めた。これに先立って31日に行われたホテルの公開に、多くの町民が楽しみに訪れ、新しい観光施設の誕生を喜んだ。
 町が建設した。和室と洋室それぞれ8室の6階建てホテル。各室とも定員3人。全室26平方メートルのやや広めの間取り。洋室に電動のマッサージチェアを、和室にはロッキングチェアを用意し、6階に天然温泉の展望露天風呂を備えている。
 一般公開には「わが町のホテル」を見ようという高齢者や春休みの家族連れなどが詰め掛けた。80人が時間前から行列を作るほどの人気で、15人ほどのグループに分かれて、広間、展望露天風呂、客室を見学。中でも展望露天風呂は太平洋の鵡川海岸と鵡川河口、牧場などが一望でき「ハクチョウが見える」「いい眺めだね」と話していた。
 宿泊料金は、一室2人利用で一人5300円。食事は別料金で、シシャモや鵡川和牛など地元の食材を使った夕食は2400円から用意する。
 

【静内】ひだかひまわり基金法律事務所が開所

 「ひだかひまわり基金法律事務所」が1日、静内町に開設された。常駐弁護士は成田史郎さん(32)。13日に町内のホテルで開設祝賀会が開かれる。
 日高管内初のひまわり基金法律事務所。公設の法律事務所で日本弁護士連合会などの全面支援で開設された。弁護士過疎の解消が目的。道内では8カ所目。
 静内町御幸町に開設された事務所には、成田弁護士が常駐する。大阪出身で北大法学部卒の成田弁護士は「公設事務所は2年間だが、その後も静内に永住して弁護士活動をしていきたい」と話している。同事務所への問い合わせは 電話0146(43)1206。
 

法施行受け情報漏えい防止に神経ピリピリ

 個人情報保護法の全面施行に伴い、苫小牧市内の金融機関では情報管理やセキュリティーを徹底したり、外来や入院の管理方法を見直す病院も。各事業所は紙文書を処分するシュレッダーの台数を増やすなどして、情報漏えいの防止に気を配っている。
 個人情報保護法は、脅かされるプライバシーの保護が目的。5000件以上の個人情報を扱う企業、団体には、取り扱いルールと安全策を求めている。
 会員企業の情報、共済制度加入者、中小企業相談所に融資相談に訪れる人など約3万件に及ぶ個人情報を抱える苫小牧商工会議所は、シュレッダーを2台にした。名簿など個人情報と疑わしい書類はすべてシュレッダーにかけるよう職員に指導している。会社名や社長名などの会員名簿も当面閲覧中止。
 苫小牧信用金庫は、個人情報保護宣言(プライバシーポリシー)をし、フロッピーディスクやCD―ROMなど外部端末から情報を流出させる恐れのあるものは使えない仕組みにした。内部の情報交換はLANで対応する。訪問客も窓口で人数や行き先をチェックし、警備室が訪問先を電話で確認するなどセキュリティー強化を進める。
 王子総合病院は、患者情報の適正管理に努める方針をうたったポスターを院内に張り出した。外来窓口の呼び出しを名前から番号へ、病室のネームプレートも患者の申し出によって外す措置も。苫小牧東病院でも、カルテやレントゲンフィルムなど診療記録の管理を徹底し、患者情報にかかわる苦情相談の窓口を設置。リーフレットも作製した。市立総合病院は情報の漏えいにつながる資料管理や、シュレッダー使用の廃棄処分を徹底。知人や家族であっても「患者本人の同意がなければ原則、病室番号の問い合わせに答えない」という。
 

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苫小牧民報社