ホッキ音頭踊り隊、法被新調しスケートまつりで披露

青い法被姿で踊る女性たち
 苫小牧市の貝、ホッキをPRする「ホッキ音頭」が6日開幕した第38回とまこまいスケートまつりに登場、新調した法被姿が市民にお披露目された。威勢の良い踊りは、メーン会場の同市若草町の中央公園をイベントムード一色に染めた。
 苫小牧市内のまちづくりを考える会「ゆうべあ」が企画した市民ホッキ音頭踊り隊の14人。初めてそろえた自前の衣装だ。苫小牧漁協女性部員13人と共に、開幕直後のステージ前に陣取った。真新しい法被は、マリンブルーを基調に紫や赤などのリボンと花模様をデザイン。既存の赤い法被姿の漁協女性部とは、コントラストも鮮やか。
 市内で民謡教室を主宰する伊藤秋謡さんの歌声に乗せて、踊りがスタート。講師役の舞踊家、秋田さとみさんを中心とした一団は、しなやかな振り付けを披露した。太平洋で大きく育つホッキに「踊りの輪が地域に広がってほしい」との夢を重ね合わせ、堂々とした舞台。会場に詰め掛けたまつり客から大きな拍手が送られていた。
 

苫小牧市の2004年度予算、固まる

 苫小牧市の2004年度予算案が6日までに固まり、3年ぶりに増額予算になる見通しとなった。一般会計は約781億1千万円(前年度比約2%増)を計上し、微調整を経て13日に発表する。ただ、国の減税政策に伴う借金が、償還期に当たり約30億円を計上するため、これを除くと実質は緊縮型予算を敷いた格好。政策的に使う臨時事業の一般財源も、前年水準を下回る約36億1千700万円に落ち着いた。
 企業、特別会計を含む予算総額は約1515億9千万円で、骨格と市長選後の補正を合わせた03年度予算と比べて1・4%増えた。ただ、1995−96年度に国の減税政策に伴い起債で賄った、減税補てん債約29億6千700万円の償還期を迎え、この分をそのまま計上したため、見掛けの数字が膨らんだ。減税補てん債分を除くと予算総額で前年比約0・6%減、一般会計で同約1・9%減となっている。
 臨時事業に充てる一般財源は、前年度並みの38億円水準を目指したが、厳しい財政事情から約36億1千700万円に落ち着いた。経常費などを切り詰めて財源を生む一方、備荒資金約6億円を取り崩して対応。これで市の貯金残高は2億円程度しかなくなり、次年度以降の財源確保に不安を残した。また、臨時事業のうち苫小牧港管理組合の負担金が約14億4千万円を占め、市長が政策的に使える予算は近年に無い緊縮型となった。市長公約にあるハード面の施策は、04年度予算では反映が難しい見通しだが、近く示す第3期実施計画(04−06年度)に載せる予定だ。
 予算では景気雇用対策を柱とし、公共事業は前年度の124億円規模を上回る、約132億円を確保。新市立総合病院の移転改築事業が、2006年秋のオープンを目指し、念願の着工を迎えて約19億6千万円計上するのが大きい。また、明徳団地の建て替えや若草小の改築などを盛っているが、いずれも継続あるいは継続要素の強い事業で、ハード面は占められている。雇用対策は02−03年度実施の緊急雇用創出事業を継続して8千万円を計上するほか、ワークシェアリングや新規高卒者雇用奨励金制度も継続する方針だ。
 

【追分】彫刻同好会の作品を中学校同窓会が卒業記念に
 追分中学校同窓会(真保立至会長)が、今年も中学校の卒業生全員に手作りの木彫りを贈る。町内の木彫り愛好者が集まる、追分名人会(宮内常雄会長)の作品で、今年は知恵や幸福のシンボルといわれるふくろうの木彫り。十五の春を迎えた後輩の成長を願う。
 3年生が卒業に伴って入会する、同窓会からの卒業記念。昨年の卒業生から木彫りをプレゼントしており、町内の高齢者が本格的な木彫りに取り組んでいる名人会に製作を依頼した。
 デザインは、名人会が決める。昨年はコロポックルで、今年はふくろうにした。材料は、町内の森で確保したエンジュの木。名人会の中のベテラン3人を中心に、昨年12月から作品に取り組んでいた。
 大きさは、長さ20センチ前後で、直径は8センチ前後。エンジュの表皮をむいた白いところと、掘り込んだ内側の茶色との色の違いを生かして描く。彫刻刀での作業は早い人でも1日掛かり。乾燥から最後の表面仕上げまで、1カ月掛かりの作業だ。木の形が微妙に違う上、下絵から彫刻刀の作業まですべて手作業だけに、同じものは2つとない。
 最後は、真保会長が同窓会名などを筆書きし、完成となる。一つ一つに名人会のシールと追分町のシンボルマークとロゴのシールも張って、3月の上旬に45人の卒業生全員に手渡す予定だ。
 「材料の木を確保するのが何より一番大変。皆で一生懸命に作った。喜んでくれるとうれしい」と宮内会長。同窓会の真保会長は「せっかくの卒業記念。中学生たちにふるさとの心が伝われば」と話している。
 

【静内】ミニトマト栽培ハウスは春本番の装い

 立春が過ぎて暦の上では春だが、静内地方はいまだ厳しい寒さが続いている。でも、ミニトマトの栽培ハウスではミニトマトの鉢上げ作業が始まり、目に鮮やかな緑が春を告げている。
 同町神森でミニトマト「太陽の瞳」を栽培している中道雅則さん。ハウス内では苗をポットに入れる鉢上げ作業が始まった。ハウス内は20度前後まで気温が上げられ、まさに春本番の装い。今月中には苗床に植え替えられる。
 中道さんは、昨年8月の台風10号の集中豪雨で38棟のハウスすべてが水に漬かってしまったものの、「収穫量はなんとか前年を上回ることができた」とほっとした表情を見せ、「今年は災害もなく、豊作になってほしい」と願っている。
 同町のミニトマトは今年、作付面積が1ヘクタールほど増え、43戸の農家が約25ヘクタールのハウスで栽培する。昨年は冷夏の影響もあり出荷額は約4億8千万円にとどまった。
 町内の栽培農家の指導的立場にある中道さんによると、「糖度が高く収量が多いキャロル10の作付けが増えている」といい、今年の出荷額は「大きな夢である6億円を目指したい」と意欲を見せている。
 

鍋島さんがマスターズベンチプレス世界大会に出場

 苫小牧パワーリフティング協会に所属する市内在住の鍋島敏さん(67)が4月にスロバキアで開催される2004年世界マスターズベンチプレス大会に初出場する。60歳以上の部の56キロ級にエントリーし「最低でも自己ベストの115キロ成功を狙う。今年を節目の年ととらえて全力を尽くす」と闘志満々に語った。
 昨年9月に苫小牧で開かれたマスターズの全日本選手権60歳以上の部60キロ級で105キロを挙げて優勝した。日本パワーリフティング協会の定める海外派遣選手選考基準を満たし、今年1月、日本代表として世界大会への派遣を依頼する通知書が届けられた。
 鍋島さんは長く港湾関係の会社に勤め、定年退職した60歳からベンチプレス、デッドリフト、スクワットの3種目を行うパワーリフティングを始めた。各種目とも練習を重ねるたびに記録が伸び、国内の大会で結果を出してきた。
 およそ7年間の競技生活で射止めた世界大会の出場切符に「世界という言葉自体が夢のように感じていましたから、自分でもびっくりしています」と驚きを隠せない様子。指導する苫小牧協会の堀田光男理事は「協会の取り組みが報われた快挙。日本代表として重圧を抱えずに、楽な気持ちで頑張ってきてほしい」と激励する。
 世界大会では、各国の階級別代表が集まり、成功記録を競う。体重59キロの鍋島さんは同じ階級の日本代表選手との競合を避けるため、本来の60キロ級から56キロ級に下げて戦うことにした。
 現在は週に3日ほど苫小牧市総合体育館に足を運び、筋力アップとフォーム固めを重視したトレーニングを積んでいる。「今は体を追い込んでいる状態。試合が近づいてきたら短時間集中型の練習に切り替えていく」と堀田理事。様子を見ながら、減量のためのランニングなども取り入れていく方針だ。
 国内各地を転戦している鍋島さんだが、旅行も含めて海外に行った経験はなく、パスポートもこれから申請する。言葉や食事などの違いを想像して不安になり、欠場を考えたこともあったが「指導してくれる堀田さんのためにも出ようと思い直した」という。本番に向けて「良い成績を残せるようにもっと力を付けたい」と気迫みなぎる表情で語った。
 

ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
苫小牧民報社