千歳に本道初の本格的なアウトレットモール誕生へ

千歳アウトレットモールの完成予想イラスト
 米国の不動産投資顧問会社、ラサールインベストマネジメントインク(本社米国シカゴ)は26日、千歳市内で記者会見し、JR南千歳駅前に旧型や売れ残りのブランド商品を割安で販売する「千歳アウトレットモール(仮称)」を展開すると発表した。11万2千平方bの敷地に、90店舗が入る大規模な商業施設で、道内外からの集客で年間350万人の入り込みを図り、初年度で140億円の売り上げを見込む。約800人を新規雇用する予定で、冷え込んでいる消費への喚起や雇用面でも大きなインパクトを与える計画になりそうだ。オープンは来年五月。
 ラサールの日本法人、ラサールインベストマネジメント(本社東京)の森内ナンシー千代社長らが会見した。
 計画では、JR南千歳駅前の柏台南地区で、地域振興整備公団から土地を賃借。鉄骨造り平屋建ての店舗をロの字型に8棟建設。総延べ床面積は2万3140平方メートル(店舗面積1万8150平方メートル)。2600台収容の駐車場も整備する。
 季節外や旧型、売れ残ったブランド商品の「アウトレット」を専門に、衣類や靴、雑貨類など幅広く品ぞろえを図る。「輸入ブランドを中心に誰でも知っているブランドの商品をそろえたい」という。
 モール全体を米国開拓時代の商店街のイメージに統一。物販ばかりではなく、5、6店のレストランを中心にしたフードコートも形成。本道の食を生かしたテナント集積を図るほか、開放的な温室なども設けてくつろげる空間も作る予定だ。6月から着工し、来年5月のオープンを目指す。投資額は明らかにしていない。
 こうした本格的なアウトレットモールは御殿場(静岡)や関西空港の近接地、軽井沢などで展開しているが、本道では初の商業施設。年間1800万人の乗降客がある新千歳空港に隣接しているほか、札幌にも1時間圏内という立地的な条件から千歳を選択した。
 景気低迷で消費力は冷え込んでいるが「スーパーなどと違って商圏が広い。札幌を足元商圏ととらえているが、道内全域や海外から本道に訪れる観光客に来てもらう」と集客には自信を見せた。本格的なテナント交渉はこれからだが、主に東京のメーカーが中心になる。
 こうした大規模な商業施設の展開で、地元・千歳の商店街への影響については「まったくないとは言えないが、違う業態なのでむしろ相乗効果が期待できるのではないか。地元と協力できるようなことを考えていきたい」としている。
 

千歳市地下駐車場、1時間以内無料に

 千歳市議会建設常任委員会(霍田隆良委員長)が26日開かれ、理事者側は幸町の市地下駐車場(356台収容)の駐車料金を見直す条例改正案を説明した。
 現行の駐車料金は「最初の駐車時間1時間までは100円、その後30分ごとに50円増し」となっているが、新料金は最初の駐車時間1時間までを「無料」とし、その後30分ごとに50円とする内容。
 地下駐車場と連動する旧エスプラザビルの再オープンが10月に見込まれており、市民がより利用しやすい駐車場とするための料金改正。3月3日に開会する定例市議会へ条例改正案として提案する。
 

イラクでボランティア活動に取り組んだ高遠さん帰国
イラクから帰国した高遠さん
 昨年11月からイラクでボランティア活動を行い、このほど帰国した千歳市上長都の高遠菜穂子さん(34)が26日、市内で記者会見した。バクダッド市内で薬物を常習する「ストリートチルドレン」と呼ばれる子供たちの世話を続けた高遠さんは、イラクの現状について「戦前に比べて治安が悪化しているのは確か。それでも多くの人のきれいな涙を見て、イラクに希望があると思った」などと語った。
 高遠さんは、2000年9月から1年間、インドの故マザーテレサが主宰した孤児の家「マザーハウス」でのボランティア活動を契機に、これまでタイやカンボジアなどで活動。
 イラクには、イラク戦争直後の昨年4月から7月までと、11月から今年2月までの2回滞在した。
 滞在中は特定の非政府組織(NGO)に属さず、バグダッド市内を中心にシンナーなどの薬物を常習する路上生活の子供たちに衣食などの支援活動を展開した。
 子供たちはいずれも15、6歳でほとんどが孤児院の出身。ナイフを使ったけんかも日常茶飯事で、高遠さんが仲裁役も。約3カ月の触れ合いから「ナオコはお母さん」と呼ばれるまでになったという。
 滞在中には現地の状況を「イラクレター」として千歳の情報発信ホームページに掲載。ホテル周辺の車両爆破事件など緊迫した現地状況を伝えた。
 自衛隊が派遣されたイラク南部・サマワには、昨年12月と今年1月の2回、それぞれ3日間滞在。爆撃でがれきと化した家々や戦火で大けがを負った人々の姿を目の当たりにした。ある主婦からは「自衛隊には行方不明の夫を探してほしい」と頼まれたことも。
 高遠さんは「治安の悪化や燃料不足が続いている。イラクの人々は疲れており、怒る気力も失っている。それでも多くの人のきれいな涙を見て、希望を強く感じた」と話した。
 高遠さんのイラク報告会は、28日午後6時から千歳栄光教会で行われるほか、札幌、函館、美唄、帯広などで予定されている。
 

6日からキリン春まつり

 キリンビール千歳工場(溝田幸和工場長)は、3月6、7の両日、キリン春まつり2004を開く。工場見学やキリン一番搾りをいち早く試飲できるほか、クイズやゲームなどの楽しいイベントを企画している。
 時間は午前10時―午後3時。正解者から抽選でキリンのギフトセットが当たる工場内の缶当てクイズやダーツゲーム。トロピカルドームの洋ラン苗などの植物販売も行う。期間中はスポーツ写真家、清水和良さんのサッカー写真展も開いている。
 問い合わせはキリンビアパーク 電話0123(24)5606。
 

えにわステーションホテルで防災訓練

 JR恵庭駅東口側に3月12日オープンする、えにわステーションホテル(鈴木利幸支配人)で26日、火災を想定した防災訓練が行われ、従業員たちが、消防への通報や避難誘導など、万一に備えた対応を確認し合った。
 同ホテルのフロントや客室、調理室の担当スタッフら約40人が参加。市消防本部が協力し、はしご車を使用した救出なども行った。
 訓練では、火災の発生を確認した従業員が、市消防に通報するとともに「火事です。逃げてください」と大きな声を上げながら各階を回り、避難誘導を開始。市消防の救助隊は、はしご車を四階の客室に付け、逃げ遅れた客役の従業員を窓から救出した。
 このほか、備え付けの消火器を使用した初期消火訓練、市消防救急隊員による急病、けがの応急手当てに関する講習も行われ、従業員たちは真剣な表情で取り組んでいた。
 同ホテルは、ビルメンテナンス業などの道央環境センターが建設。鉄筋コンクリート造り地上6階建てで、シングルとツイン、、和室の46室が設けられている。
 

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苫小牧民報社