勇払中と八王子恩方中が姉妹校の縁結び

 苫小牧勇払中学校(沖田秀児校長)と、東京都八王子市の恩方中学校(五十嵐孝博校長)が姉妹校の縁結びをした。蝦夷(えぞ)地の開拓と警備のため約200年前に八王子千人同心が勇払地域に入植した史実により、関係を深めてきた苫小牧と八王子。今年は両市の姉妹都市提携30周年でもあり、勇払中の生徒たちは「節目の年を契機に互いのまちのきずながより強くなるよう交流していきたい」と張り切っている。
 姉妹校提携のきっかけになったのは、3年前に勇払住民らが催した「悠久200年・勇払ふるさとまつり」。八王子千人同心の入植200年記念の祭りの中で、来賓として出席した八王子関係者と勇払住民との間で「中学校同士で交流してはどうか」との話が持ち上がったという。
 両校の交流は2学期ごろから具体化させる予定で、手始めに生徒同士の手紙のやり取りや学級新聞、作品を交換する。勇払中の生徒会は、苫小牧を紹介するビデオを制作し、テープを送ることも考えている。将来的には学校ホームページを利用したメール交換、生徒や教職員の相互派遣などに発展させ、互いの学校や郷土の歴史・文化を紹介し合う活動を繰り広げていきたいという。
 恩方中は八王子市西部の恩方地区にあり、生徒数408人。この地域からは縄文時代の遺跡が発見されるなど、長い歴史にはぐくまれた土地で、古い社寺も数多い。苫小牧市でも公演実績のある郷土芸能「八王子車人形」家元の西川古柳さんの出身校でもあり、恩方中で今年1月に姉妹校締結について両校長が協議した際、西川さんも出席したという。
 

【新冠】市民劇団「ど・こーれ新冠」が地域安全歌を制作

 市民劇団「ど・こーれ新冠」(藤井幸男代表)が、静内署などの依頼を受け、防犯や交通事故防止を地域住民に訴える「地域安全歌」の制作作業に着手した。すでに「僕たちの願い〜安全〜」「僕らの警察官」という2曲が出来上がり、劇団の子供たちが歌ってCDも作る。「地域の安全に役立ってほしい」と張り切っており、同署も「地域住民に愛唱され、防犯活動につながれば」と期待している。
 同署と静内地区地域安全活動推進委員連絡会議が「地域での犯罪防止や暴力団追放、交通事故防止を住民になんとか訴えたい」と地域安全歌の制作を思いついた。作詞作曲に頭を痛めていたが、「ど・こーれ新冠」の存在を知り制作を依頼した。同劇団は「地域の安全は町民すべてが求めていること。こんな素晴らしい活動に協力できることはうれしく、劇団としても意義あること」(藤井代表)と、依頼を快諾しボランティアで協力することになった。
 作詞作曲は、知的障害者授産施設「節婦ほろしりの里」で木工作業を指導する支援員で、劇団の音楽監督の「KAZNE」さん=本名、佐藤軌久さん(31)=が担当した。出来上がったのは「僕たちの願い〜安全〜」「僕らの警察官」という題名の2曲。「みんなで作ろう 安全な街…Chck!スピード抑えて」(僕たちの願い)、「僕らの町も 彼方の町も平和を守る人がいる…やさしい笑顔で応える警察官」(僕らの警察官)という詞で、「子供たちにも歌いやすいような曲にした」とKAZNEさん。
 劇団は、劇団の子供たちが歌ってCDを制作する。ダンスの振り付けも考えており、「出来れば12月に予定しているミュージカル公演でも使用したい」と大張り切りだ。
 

はくちょう幼稚園の「かぶとむしパーク」オープン

カブトムシを施設に放す子供たち
 苫小牧市内のはくちょう幼稚園の「かぶとむしパーク」が27日、オープンした。開園セレモニーで、代表の年長園児27人が、施設内にカブトムシ約40匹を放した。
 カブトムシは滝川市の自営業三浦義明さん(69)が飼育。今年1月、三浦さんのカブトムシの幼虫1500匹が次々と羽化したことから話題となった。園舎裏手にあるジャングルパークにはクワガタなども見られ、園児たちが大きな関心を示している。新聞報道で三浦さんを知った同園の星野邦夫理事長がカブトムシを園児たちの教材に活用しようと三浦さんに連絡、訪ねて飼育方法などを学んできた。
 この日、園児たちは発泡スチロールに入ったカブトムシを1匹ずつつかみ、約10平方メートルの飼育施設に順次、放していった。施設は植物や樹木などを植栽しており、より自然に近い状態にしている。園では将来的に施設で多くのカブトムシを羽化させていきたい考えだ。
 

匿名で図書購入費、「善意の定期便」1年

 苫小牧市立中央図書館(上田正一館長)に1年間にわたって匿名で現金や図書券が贈られてきた。総額は12万5000円―。このような寄贈は前例がなく、足長おじさん≠フような善意に、上田館長は「ありがたいことです。幅広い分野で活用できる参考資料を購入させていただいた」と感謝している。
 善意は「調査上の参考資料となる辞典、事典などを購入してほしい」と寄贈の目的が書かれた手紙で始まった。手紙には月1回ペースで1年間、9000円から1万円を送金すること、匿名を希望することなども書かれていた。
 昨年3月から今年3月まで郵便振替、図書券や現金の郵送、図書館のブックポストへの投かんといた形で計13回届いた。寄贈の前には、女性から事務的な手続きについて問い合わせの電話があったという。
 資料の購入について図書館は「辞典などを」という寄贈者の希望を尊重。現在、大きな社会的問題となっている子供の虐待に関する「子どもの虐待問題百科事典」をはじめ「日本名字家系大事典」「日経バイオ最新用語辞典」など社会科学、技術、歴史など幅広い分野の辞典類計28冊を購入した。
 購入した本は、近く図書館2階の参考資料室で閲覧できる予定だ。
 

【穂別】7月26、27日に穂別流送まつり

 穂別町を代表する夏のイベント・穂別流送まつりが7月26、27の両日、町内の鵡川河川敷などで開かれる。今年は20回の節目で、記念イベントとして「丸太切り大会」を企画。恒例の流送競技と合わせて、町内外に参加チームを募っている。
 20回を記念して、メーンの流送競技の特別賞金を設けたほか、林業にかかわる内容で検討して、「丸太切り大会」の実施を決めた。5人1組で直径20センチの丸太を順番に切り落としていくゲーム。タイムを競う。優勝チームに3万円、準優勝2万円、3位から5位は各1万円。先着20チームまで受け付ける。参加者はのこぎり持参で、20チームに満たなければ、当日の飛び入り参加もOK。
 メーンの人間流送競技は14人以内で1チーム。一般が150メートル、女子と小学生は100メートルのタイムレース。小学生チーム以外は参加料1万円。申し込みの締め切りは7月19日。賞金は、一般部門の優勝30万円、準優勝8万円、3位が5万円など。女子は優勝が20万円、準優勝5万円など。賞金のほか、20回記念の特別賞を3チームに贈る予定だ。
 申し込みと問い合わせは、実行委の穂別町観光協会まで 電話0145(5)3610。
 まつりは26日の前夜祭が開会式と太鼓やYOSAKOI踊り、タレントのかみむらしんや、ものまねの富士山直人、コーラスグループのKIKIRIKIなどが楽しいショーを披露。午後8時半から恒例の花火大会を行う。本祭りは午前10時すぎから丸太切り大会、11時から人間流送競技の開会式を行い、11時半から競技を開始する。
 

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苫小牧民報社